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2024年に観た新作ドラマ50本から10選+α

『イカゲーム』シーズン2を無事年内に完走できたので(なんだかんだで配信当日に7時間イッキ見w)視聴作品数もきっかり50本になり、心置きなく年間ベストを語れます。
ちなみに10選の中で順位は特に付けていません。

テレビドラマと相互に影響し合うカルチャーである映画のベスト10はこちら

ドラマもいいけど映画もね。

春になったら

ただでさえ1月クール放送な上に『不適切にもほどがある!』と時期被りだったので印象が薄れがちですが、やっぱり良い作品だったよなと。
松本佳奈監督の撮る映像も毎話良かった。

FODやNetflixで配信中

SHOGUN 将軍

もうエミー賞まで獲っちゃったので説明不要でしょうw

ディズニープラス独占配信

TOKYO VICE(シーズン2)

シーズン1はnoteに感想を書いてました。

なのでシーズン2はまぁnoteには書かなくていいかなと思ったのだけど、毎週観ててめちゃくちゃ面白かった。
Xでは毎週大興奮w
後半になるに連れてどんどん盛り上がる構成が素晴らしい。
特に第8話から最終話までの畳みかけ!

残念ながらシーズン3更新ならず打ち切りだそうですが、個人的にはシーズン2で綺麗に終わった(確かに続編は作れなくもないけれど)と思うので大満足でした。

WOWOW独占放送ということもあってあまり観られてないっぽいのは残念。
個人的プッシュ枠は本作で。
WOWOWオンデマンドで観られます。

アンメット ある脳外科医の日記

M-1トップバッターの令和ロマンじゃないけど、本作を上半期に観たことで基準がインフレして下半期の地上波連ドラが物足りなくなってしまった。
そういう意味では罪深い作品w
演出も演技も全て素晴らしかった。
今年の民放地上波連ドラでは圧倒的No.1

『春になったら』に『アンメット』に今年はカンテレが強かったなぁ。

FODやNetflixで配信中

虎に翼

朝ドラから特大ホームラン
例によって絶賛の声が既に溢れてるのでnoteには書かなかったけど、年間ベストを振り返るなら入れないわけにはいかない。

フェミニズムを描く上で「はて?」ほどキャッチーで視聴者にリフレーミングを自然に促す台詞があっただろうか。
日本のテレビドラマの分岐点として後年振り返られるような作品だったと思う。
本当に素晴らしかった。

NHKオンデマンドで配信中

一流シェフのファミリーレストラン(シーズン3)

シーズン3は過去2シーズンの絶賛ムードとは打って変わって賛否両論みたいですが、個人的には賛でした。
登場人物の過去をじっくり掘り下げるのはシーズンを重ねるTVシリーズだからこそ出来る構成・作劇だと思うので。
第1話の度肝を抜く演出も凄かった。

ディズニープラス独占配信

地面師たち

本作こそ説明不要というか、それこそ「もうええでしょ」でしょうw
『アンメット』の衝撃が抜けず夏ドラマにハマれないところに本作が来て、下半期の国内ドラマはNHKとNetflixの有料コンテンツ組が強かったなぁ…
もちろん民放の連ドラにも面白い作品は何本かあったのですが。

Netflix独占配信

窓際のスパイ(シーズン4)

みんな大好き『窓際のスパイ』
純粋な娯楽作品としての面白さはシーズン3が上回っていたと思うけど、シーズン4は登場人物をしっかり掘り下げる。
『一流シェフのファミリーレストラン』と違うのは、でもそこに事件を絡めて過去シーズンと同じ味の面白さも提供してくれること。
「変えずに洗練すること」の強みで魅せてくれたシーズン4でした。
※もちろん「変えること」に挑戦した『一流シェフのファミリーレストラン』も僕は大好きです。念のため。

Apple TV+独占配信

THE PENGUIN-ザ・ペンギン-

まさかあの小物を主役に据えたスピンオフがこんな傑作に仕上がるとはw
2024年は上半期が『SHOGUN 将軍』なら下半期は間違いなく本作でしょう。

U-NEXT独占配信

ディスクレーマー 夏の沈黙

アルフォンソ・キュアロンが『ROMA/ローマ』の次に手がけたのは7時間の“映画”
前半はメロドラマなのだが、全7話を完走すると物語が巨大な影響力を持つようになった現代を鋭利に批評した作品だと気付かされる。
アカデミー賞3連覇を達成した名手エマニュエル・ルベツキが手がけた撮影も最後まで素晴らしかった。
本作を観ずに2024年の映画ベスト10を決めちゃいけません。
私はドラマ枠に入れましたけどねw

Apple TV+独占配信

ポーカー・フェイス

本来は2023年の作品(日本配信が遅れて2024年にずれ込んだ)なので+α枠
U-NEXT独占配信

『刑事コロンボ』にオマージュを捧げた倒叙ミステリーで、日本なら『古畑任三郎』みたいな作品といえば伝わるはず。
割と万人向けじゃないかなと。

来年もまた国内外の良作ドラマにたくさん出会えますように。