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ニュアンスとnuance
英語の勉強を始めてからニュアンスという言葉をよく使うようになった。
自分はこの言葉を正しく使えているのかな?英語ではどう書くのだろう?
と思い調べてみた。
ニュアンス
(語や語句に対しての意味として)
ある語・語句の持つ表面的な意味以外の、情緒的な意味や細かな意味。
また、語句や文章の言外に表わされた意味や話し手の意図。
nuance
a very slight difference in meaning, sound, colour or somebody’s feelings that is not usually very obvious
ニュアンスとnuanceは同じような意味で使う言葉のようだ。ただ、英語について語るときは、大雑把な捉え方しかできていないこともあって表面的な意味としては見えず、a very slight difference とは言えないほどの大き目な違いであっても「ニュアンス」という言葉を使っているかもしれない。でも一見、表面的には見えていないのだから仕方がないのだよなぁ。
よく聞く「カタカナ英語」という言葉があるが、形が違ってletters of English でもないのだから、英語っぽく見えるだけの別物であると思う。日本中に広がるキッカケを作った人が、その人の解釈で英語をカタカナ(日本語)として使い始めたかもしれないから、最初から意味が違っていた可能性すらある。形が違う以上、英語ではなく日本語として変化しながら使われてきた全く別物の言葉と思った方が良い、と思うようにしている。
だから、「ニュアンス」という言葉に相当すると思われる、初めて使う「nuance」 の意味をしっかり辞書で調べてみたのだ。ついでにぼんやりと理解していた日本語のニュアンスの意味も併せて。それが上にまとめたものだ。
実は、気になって調べたのは「ニュアンス」の意味にある。
「語句や文章の言外に表わされた意味や話し手の意図」
最近これを英語本を読みながら感じるようになったから、「ニュアンス」と「nuance」 の意味に含まれるかが気になって調べたのだ。
特に「言外に」というところだが、英語を和訳しても表れない(表せたとしても和訳が長ったらしくなる)ような微妙な違いのことで、物語を読んでいると、その微妙な細かい違いが、心情や状況の想像を膨らませてくれる気がしている。おそらく意味がわかれば十分と思えるなら気にしなくてもよいところだが、一度気づいて「お~っ!」と感動してしまってからは、この微妙な違いを感じたいと思うようになってしまった。
この微妙な違いを、自分の語の定義として、どのように記していこうかと悩んでいるところである。実例をあげて説明?それとも単純に機能としての差異を?類似の表現との比較で?そうすると語彙定義するデータベースも見直すべき?などなど。
いま記しておかないと、自分の中でぼんやりと言外に理解して終わってしまうだろうから、忘れないように書き残しておきたいのだけど...。