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③ピークファスティング(推奨)(13時間〜18時間断食法)


もし断食をするなら「ピークファスティング」と呼ぶ断食法をお勧めしています。

この断食方法が、1ヶ月や一週間につき数日行う等といったタイミングではなく、毎日実践することが容易だからです。

すでに脂肪を材料にケトンエネルギーを生み出す代謝に身体が切り替わっていれば、続けるのも容易く他の断食方法のように概日リズムを乱さない。

もちろん様々事情を考慮して断食しない日をカスタマイズすることも可能です。

この柔軟性がピークファスティングのもう一つの強みです。


とてもシンプルな擬似断食法


やり方はとても単純なものです。

ピークファスティングの肝は、食べても良い時間帯を一日のうち6〜11時間に制限します。

そうすれば、結果的に何も食べない時間帯が毎日13〜18時間ほど確保できるようになります。


具体的には就寝時間の3時間前には一日の全ての食事を終え、翌日の最初の食事を昨日の最後の食事から13〜18時間後に摂るのが一番取り入れやすいです。

すでに脂肪燃焼体質になっている人であれば、食べない時間が13時間で断食によるメリットをしっかり受けられます。


しかし、いつも通りの炭水化物がメインの食事をしていた人は、食べない時間を18時間近くまで伸ばさないと、同じ効果は得られないので注意します。


毎日こんなに長い時間、何も食べずに過ごせるものかと思うかもしれませんが、すでに身体が脂肪を材料にエネルギーにするエンジンに切り替えが済んでいると、ブドウ糖を燃料としているとき特有のしつこい空腹感はないので平気で過ごせます。

むしろ、ピークファスティングをしていると疲れを感じにくくなります。これは、脂肪は長く身体の中で燃え続けエネルギーが補給されているためです。


逆に(急激なインスリン分泌を促す)ブドウ糖を燃料にしているエンジンだと(解糖系の代謝)

すぐに空腹感に悩まされ、突然、電池が切れたようにエネルギーがなくなり炭水化物が欲しくなります。

実践のヒント


13時間以上、食べずにいるのが難しい場合

ココナッツオイルかMCTオイルを小さじ1〜2杯、コーヒーや紅茶に加えて飲みます。(ノンカフェインを推奨)

脂質を摂ることで、血糖値を上げずに空腹感を無くすことが可能です。

寝る3時間前までに、食事を終わらせるだけでもいい


就寝時間の3時間前には食事を終わらせるようにします。

最近では、就寝前に食べないようにすることがミトコンドリアの機能の最適化と細胞のダメージを予防するために重要であることが分かっています。

寝る3時間前までに食事を終わらせない弊害は以下の通り。

細胞のデトックスと修復が機能しない


身体にとって睡眠は、細胞のデトックスと修復の時間なので

眠っている間に食事を消化していると、細胞のデトックスと修復というプロセスが十分に機能しなくなる。

脂肪の燃焼を阻害する


貯蔵されたグリコーゲンは18時間で使い果たされるため(低炭水化物食でをしている方であれば13時間以内)

通常、夜間の身体はケトンをエネルギー源にしています。

ところが寝る前に糖が含まれる食品を食べてしまうと、グリコーゲンの貯蔵が復活してしまい脂肪を燃焼する働きが阻害されます。

そして、眠っている間、体は最低限のカロリーしか消費しないため

これから眠るというタイミングで身体に燃料を過剰に与えてしまうと

体内に過剰なフリーラジカルが作り出されます。

つまり細胞組織の破壊、老化促進、慢性疾患の誘発などの現象が起きます

就寝前には食べ過ぎない


エネルギーをもっとも必要としない時間である就寝前には食べないようにします。

実際には就寝3時間前までに食事を済ませる習慣をつけることで、長時間食べなくても平気でいられるようになります。

そうするとピークファスティングを実践することが生活の一部として習慣化することができます。

私のケースだと、寝る4〜6時間前からは何も食べないことが自然となっています。

多くの人は就寝前の3時間前に食べるのをやめるだけでも十分メリットがあります。

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