【言志四録4】目の前の困難から逃げることは成長の機会を逃すこと(言志録4)
週次の習慣にしていきたい言志四録の感想記載。
今回は、言志録の4回目である。今回も自分の中で特に気になった項目を5つ取り上げた。その上で、その中で印象に残ったことを踏まえて、タイトルをつけてみた。
5つともとても納得感の高いものばかりである。
とりわけ、私は、嫌なことを避けようとする性質があり、今回の「患難は才能を磨く」「なすべきことを避けるな」というのが突き刺さった。
なお、引用は特段注記がない限り、川上正光訳注「言志四録(一)~(四)」講談社学術文庫からのものである。
58 実学二則-その二
現実社会にインパクトを与えない、学問や人間修養には、意味がない。
現実社会の中で、悪戦苦闘する中でいかに学ぶか、学びを深めていくか。それは、古今東西変わらないんだろう。今目の前で起こっている問題を直視してその問題解決に全力で当たりたい。そんな風に考えた。
59 患難は才能を磨く
問題が起こるとどうしてもそこから避けよう逃げようとする自分がいる。
これは裏返すと成長の機会を手放していることなのかもしれない。
どうしても嫌なことから逃げだしたくなる自分がいる。そういう状態から抜け出したい。
最近、とても嫌なことがあった。それをどう扱うか。自分の中でももう少し考えたい。
63 なすべきことを避けるな
これも、59に近いものがある。この項では、「しなくてもよいこと」これもついついやってしまいがちである。得意だから?好きだから?しなくてもいいことはいったん手放し、自分がやるべきことに集中する。これも大切なポイントだなとこの項を読んで考えた。
66 大利よりは小利に動かされ易し
これは気をつけたいところである。
何事も自分は最後でという思いでいないと周りの気遣い、もっと言えば忖度に流されてしまう。己を律するのは、小利のときの方が難しいというのは金言である。
88 眼を高くつけよ
私にとって注意すべき項目である。どうしても目の前の事、直近の事が気になってしまう。
もっと目線を高く、視座を高めないといけない。俯瞰して見れるようにならないといけない。