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理想への1歩となるか?
【ラジオ体操271日目】
こんばんは。
今年1番苦労したことが、年末に近くなってから報われたような気がして、まだ2ヶ月あるのに来年も頑張ろうと思っているコマリストです。
今日は『民間発信の壁と価値』というテーマで書いていきたいと思います。
皆さんは、ちょうど1年前の今頃、自分自身が何をしていたのか覚えているでしょうか?
私は、いつもすぐに忘れてしまう性格なので、自分自身のログとしてnoteを活用しています。
って言っても、まだ365日には到達していないんですけどねw
#365まであと1か月
1年前の今頃、私は所属団体の理事を拝命し、地元地域の子供達を対象にした企画を考え始めていました。
最終的には中学生を対象にした事業を実施したわけですが、当初は01での企画ということもあって、右往左往していたのを覚えています。
11ある自治体の市役所や役場担当者にアポイントを取ってヒアリングをしたり、大学生や高校生にヒアリングしたり、中学校の校長先生にヒアリングしたり、、
本当に死にそうになってたなぁ。。
今日は、間違いなく今年1番苦労したと言える事業が、ひとつの広がりを見せていることに対する自己満足と振り返りの回です。
地方活性化のために何かしたいと思っている方のヒントになったら嬉しいです。
1番の苦労とは
さて、まずは私が今年1番苦労したことの説明をしていきます。
過去のnoteにも何度か書いたことなので、懐かしく思って頂ける方もいるかもしれません。
私が今年1番苦労したのは、今年の3月と5月に実施した中学生向けの事業です。
この地域に縁のある社会人から、”仕事の楽しさ”や”働きがい”について教えてもらうことを目的にしたこの事業。
大人から一方的に話をすることには何の意味もないと考え、まずは3月に『インタビューのプロ』からインタビューの極意を学ぶ場を設定しました。
そこで習得した極意を、実際に使う(アウトプットする)事で完全に身につける場として5月に社会人へのインタビューの機会を用意。
そして、これら全ての内容をDVDとパンフレットに落とし込み、教材として地域の全中学校(30校)へ配布しました。
これ、終わってみれば、どこにでもありそうな単なるイベントに見えるかもしれません。
ですが、100年に一度の感染症が猛威を奮っている中で、これだけのことを完遂するのにはバカみたいな苦労がありました。
関係人口は10,000人以上。管理監督者だけに絞っても100人以上です。
これを、ほぼ1人で動かしていく。
しかもいつ緊急事態宣言が出るかわからない状況で。。
もうね、2度と同じことはやりたくないです(笑)
楽しかったけどね...♪*゚
そして、新たな広がりへ
さて、ここまでは私がどんな事に苦労したのかという事について説明してきました。
ですが、正直ここまでの内容は、事業を実施した側の自己満足に過ぎないと思っています。
当事者としては、”こんな時だからこそ、何かしたい”という気持ちをもって、「中学生」や「保護者」の困り事を真剣に考えていました。
けれど、出来上がったものをどう扱うのか、どう受け止めるのかというのは、本当に相手次第です。
本音を言えば、渡した教材もその辺に落ちているゴミくらいの扱いを受けるだろうな〜というくらいに考えていました。
ところが、奇跡が起きたんです。
この地域のモデル校に指定されている中学校の校長からご連絡が入りました。
校長先生
「来月〇日に、この教材を使用した授業を我が校で実施させて頂きます。見学もOKなので、是非来て下さい。」
この連絡には、正直震えました。
1校でも、生徒1人でも、何か響けば良いと本気で思っていたんです。
それが、まさかのモデル校での採用ともなれば、メディアの取材も入って発信されるので、この地域の中学校に広がっていく可能性はかなり高いです。
本当に驚いた時、言葉は何も出てこなくなるものですね。
必死に考えて、出てきた言葉は『ありがとうございます。』だけでした。
今回のケースが、どれだけハードルの高いことかというのはあまり伝わらないかもしれません。
中学校というのは『義務教育』であり、ほぼ全てのカリキュラムが国によって決められています。
そんな中学校で2コマを使って授業を開講して頂ける。
しかも、公的機関から配布された教材ではなく、民間主体で制作され、配布された教材をです。
大きすぎる1歩に、ただただ頭が下がると同時に、身が引き締まる思いでいっぱいです。
学校だけでなく、地域住民も一体となって子供達を育てていくという理想の教育。
江戸時代には当たり前だったこの教育は、私の理想でもあります。
もしも、今回の1歩がそんな理想に近づく可能性を秘めているとするなら、こんなに嬉しいことは無いです。
ということで、とりあえずは来月〇日の見学と、その後のメディアでの報道を楽しみにしておきます。
じゃ、またね!