IBD患者の今宵の食卓 第三十七卓
ついこの前まで冷房をいれていたのも束の間今度は暖房のお世話になっています。寒暖の差が激しい中ですが、日々美味しいものを食べて元気なままで紅葉狩りそしてスキーシーズンを迎えていきたいと思います。
お品書き 10月10日(昼)
・ニラともずくの雑炊
・比内鶏ささ身の塩焼き
・焼き油揚げ
・昆布の佃煮
このメニューをとりあげるのが、この文章を書き始めてから約1年後になってしまいましたが、「IBD患者の~」というタイトルで書くならまずはご紹介したいような一品です。
素材は至ってシンプルでニラともずくそして冷ご飯だけで作ります。また調味もシンプルで使うのは出汁に味醂、薄口醤油だけです。生姜などを下手に入れない方が美味しく仕上がります。
分量比は冷ご飯0.5合分に対して出汁350~400cc、ニラ(スーパーなどで売られている束の)半束、もずく1袋、味醂、薄口醤油は出汁に対して1/10ずつ。
鍋に出汁を入れ、分量の味醂、薄口醤油を加えて強火で温める。3cm程度に刻んだニラを加えて沸騰直前まで温める。火を少し弱めもずくを加えて再び沸騰を待つ。沸騰しかけたところにあらかじめ水洗いしておいたご飯を加えてぐつぐつ沸騰してきたら出来上がり。(上記写真はこのレシピの約半量)
味醂、醤油の味付けは普段すまし汁を作る時より濃くするのが味付けのコツです。私のふだんの汁物の味付けは出汁13~16に対して味醂、醤油1、1程度なので(←おそらく普通よりとても薄い)上記レシピになりますが、好みの分量は差があるので、自分の普段作るすまし汁より濃いめということで―
また雑炊にするときのご飯は冷や飯でなく温かいご飯でもいいのですが、その場合も流水で研ぐように水洗いしたほうが美味しく仕上がります。
今書きながら調べてみてわかったのですが「比内鶏」と「比内地鶏」というのは同じものではないそうです。これもずっと「比内鶏」だと思っていましたがもしかしたら「比内地鶏」だったかも?、今度もう一度売っていた店に行ってパッケージを調べてみます。
ちなみに「比内地鶏」は「比内鶏♂」と「ロード種♀」との交配種で一定期間平飼い放し飼いしているなどの生産基準に合ったものだけにつけられるブランドだということです。
早く食べたくて包丁でカットしないで皿に盛りつけてしまいましたが、やっぱり少し食べにくい。来客に出すときは横着しないほうが良いようです。菜種油で揚げた油揚げを選んでいます。
元々海藻類は好きだったのですが、最近では一日最低でも二種類の海藻を食べてる気がします。この日は昼の時点で「もずく」と「昆布」を摂りました。白髪が治る、髪の毛が増えるはやや迷信のような気はしますが、ミネラルも豊富ですし、漢方でいうところの補腎作用は多少あるのではないかと思っています。
ダイエットの方ですが、いわば怪我の功名から始まったダイエット生活、未だ良い状態をキープしています。このまま生活習慣を乱さなければ4kg減状態を続けられそうですし、あるいは5kg~減もできそうな兆しも見えてきました。今回のようなメニューもご飯の量は1/4合程度で満腹しますし、今後も太り過ぎないIBDメニューを考えていきたいと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?