「リベラルの見下し」について
というリベラル知識人に対する見方がある。以前は筆者も彼らに同じような感想を持っていた。しかしそれは間違っているのではないか?と思うようになった。どういうことなのか、整理のため言語化していく。
一般市民/国民がリベラル知識人に見下されると感じるという構図は、鬱病患者が健常者とのコミュニケーションで見下されてる、バカにされてると感じる構図と相似形である。一般市民/国民がリベラル知識人から見下されてると感じるようになった背景には、虐待・イジメ・パワハラ・貧困・孤独などの原因により人々が神経症的体質になってしまったことがあるのではないかと筆者は見ている。神経症傾向のある人間は被害者意識の強いことがよくあるが、実際にはバカにされているのではなく単なる指摘、批判をしているだけにも関わらず、それを人格攻撃だと誤解してしまう。リベラル社会は人々が皆高い感情を有していないと成立せず、人々の感情が劣化するとリベラル的言説は通用しなくなるのであろう。