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実力はあるのに自信が持てない【インポスター症候群】とは?

おはようございます☀️

今日は能力はあって結果も出しているのに、なぜか自信が持てない人が陥っていることについて。
特に有能な専門職の女性に多い現象で、インポスター症候群というモノがある。
ハッと思っても、これは心の病なので治療を受ければ治る症状みたいなのでご安心を!!!

この症候群が注目されたのはFacebookのCOOシェリル・サンドバーグや、『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で知られる女優のエマ・ワトソンがカミングアウトしたことで注目された。
世界的に活躍している人でも陥ってしまうこと。

■インポスター症候群とは?
自分の力で何かを達成し、周囲から高く評価されても、自分にはそのような能力はない、評価されるに値しないと自己を過小評価してしまう傾向のこと。

インポスター(impostor)は詐欺師、偽物を意味する英語で「詐欺師症候群」とも言われ、自分が周囲に対して実力があるかのように見せて、周囲を欺いているというような感覚に陥ってしまうこと。

凄く成果を出しているのにインポスター症候群の人は、「異常なまでに自己評価が低い(または低くしている)」為、「たまたま運が良かっただけ」と思ってしまう傾向がある。

インポスター症候群の特徴は、男性よりも女性の方が症状を発症しやすいことで、特に専門職の女性に多く見られる症状といわれている。

ただ、海外の研究では7割近くの人がインポスター症候群を経験しているという結果が出たことから、症状の大小はあるにしても男女関係なく一般的なことでもある。

■インポスター症候群の症状
インポスター症候群はあくまで病気の一種。
ただそんな症状のことを知らないのが問題。
まずはこんな人は注意という意味で一般的な症状についてまとめてみる。

【自覚症状】
実力のなさがいつ周囲にバレてしまうかといつも恐れている
自分の失敗に対する不安
失敗をした時に「やっぱり、ダメだったか」と思っている
待遇や役職と能力が自分には不釣り合いだと思う
他者からの評価が素直に受け入れられない、不安に感じる

この自覚症状が日常的にある人は注意!!!

【他覚症状】
いくら成功を褒めたり、認めたりしても素直に自分の成果として認めない
他者からの評価に強い不安や否定を示す行動や言動をとる
いくら褒めても「自分なんて・・・」という言い方をする

周りにこんな人いませんか?
結構いる!!!
そして肌感覚でも女性に圧倒的に多い気がする!
「あなたのお陰で仕事がうまくいっている」と素直に伝えても、あまり認めてくれない人が結構自分の周りにもいる。

■インポスター症候群の原因
インポスター症候群を発症する背景の原因ともされていることで心理的・文化的な2つの側面がある。

◉心理的側面
「自分は変わってはいけない」と思い込んでいる人が発症しやすい。

その背景として、
①成功した時の周囲からの妬み嫉妬を受けることへの恐れ
②仲間外れなど孤独になることへの恐怖
③仕事量の増加や難しい業務が与えられることへの抵抗
④失敗したときに「ダメじゃん!」というレッテルを貼られることに対する心配

まさに日本社会って感じで、
成功したら妬み嫉妬を受けるし、孤独になる。
さらに結果を出せば、当然のように仕事が増えていく。
固定給の場合、仕事量だけが増え頑張っただけ損という状況になる。
さらに、挑戦したことで失敗した場合の「ダメじゃん!」というレッテルが挑戦者を減らす。

こうなると、波風たてず変わらないことが1番楽という状況になる。
昔はバリバリ働いていた人が、今では全くやる気がないというのはまさにこの背景が原因。

この心境になると個性は発揮されない
というより、発揮しない!!!
折角良い能力があっても隠すってこと。

◉文化的側面
子供時代の教育や社会環境が原因で、「自分は目立ってはいけない」と刷り込まれたことがある。

その背景としては、
①小さい頃から周囲と同じように振る舞うよう求められてきた
②個人の成功よりチームの成功を考えるように教育を受けてきた

この文化的な背景の要因は女性が特に強く受けている。

例えば、女性は目立たず、おしとやかに生きていかなければいけないという、日本独自の古い考え方や、近年女性活躍社会の風潮で、これまで低く見られていたのに掌返しのように扱いが変わったことを経験が、目立つことはよくない、目立ってもし失敗した時の掌返しが見えるという気持ちにさせる背景が原因。

■女性がインポスター症候群にかかりやすい?
文化的背景から女性は慎重にならざるを得ない状況にされていることもあってか?インポスター症候群にかかりやすい。
世界各国の男女平等の度合いをランキングした最新の「ジェンダー・ギャップ指数」で日本は153カ国中121位に沈んでおり、企業などで高い役職や待遇を受ける女性がそもそもまだ少ないという事情があり、まさに女性管理職は良い意味でも悪い意味でも目立つ環境、そしてそれを社会が煽るから余計目立つことで、そんな状況にされたくない優秀な女性は自分の能力を隠してしまい知らず知らずのうちにインポスター症候群にかかりやすくなってしまう。

日経ウーマノミクスのアンケート調査では

半数以上の女性が実力不足を不安を抱えていたり、自信がなかったりするみたい。

しかも管理職の女性ですら自己評価が低い人が多い。

でもはっきり言って女性の方が仕事は正確だし、時間通りに進めるしとにかく出来る人が圧倒的に多い!!
これはあくまで個人的な持論だけど、日本の腐った社会を変えるのは女性だと思う。

もっと女性が自信を持って、ダメな男たちをビシバシ鍛えて叩き直すくらいでないと、呑気な日本社会は変わらないような気がするwww

この調査結果にもあるけど、女性はこれまで正当な評価をされてこなかったことから成果を出しても「たまたま運がよかった」と思ってしまう傾向になってしまうのかもしれない。
まさに社会構造がインポスター症候群を生んでいる可能性が高い。

■インポスター症候群克服!
克服には意識が大切で、一般的な3つの克服方法。

①「完璧ではいけない」考えを捨てる
失敗を恐れるあまり、完璧にしなければと自らプレッシャーをかけてしまい、もっと頑張ってやらなければと思いこむことがよくない。
100%を求めず、80%位をまずは目指す。
もう少し肩の力を抜いてみる。
ただ、これは失敗を許されない社会環境が変わらないと厳しい。。。かも。

②今の自分に集中する
どうしても周囲からの目や評判が気になってしまい心配しがちな状況になりやすい。
周りのことを考えすぎるあまり、ネガティブな心配事を考える時間が増え、どうしても心体的に疲労してしまう。
まずは周囲の雑念が入りにくい今の行動や仕事に集中することが大切。

③褒めることを習慣化
インポスター症候群は自己過小評価が原因。
まずは自分を褒めること。
ただ、自分を褒めるって1番難しい。

女性であれば、そもそも今の環境は女性にとって不利な状況が多い。
そんな中で成果をだしたのであれば、男性より圧倒的に能力があったって証拠。
それをまずは認めてほしいと思う。

1番効果的なのはやっぱりご褒美!
何かを少しでも達成したら、服を買うとか?エステに行くとか?何かご褒美を設定すると、ご褒美のために頑張れるということになる。
それは結果的に自分を褒めているのと一緒だね。

多分、いろいろ考えても社会環境のような大きな要因がある以上なかなか状況の打開は難しい。

ご褒美のために頑張るというのも自信をつける方法!
多分これが1番効果的のような気がする。

今、女性管理職になっている人って、よくよく考えると急に女性活躍社会の代表みたいにフォーカスされて失敗できない環境でいつもプレッシャーと戦いながら結果を出す。
凄い人達なんだな〜って改めて思った。

目指すは自己評価も他者評価も高いゾーンだね!!


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