書籍メモ『世界一やさしい"右脳型"問題解決の授業』

1限目:右脳型問題解決とは?

右脳型問題解決かよくわかる、真逆の4人のキャラクター
【カチコチくん】
「これはこういうものだから」「昔からのやり方」と、過去の考え方や常識にとらわれていて、頭がカチコチに固まってしまっているタイプ

【ひとりよがりちゃん】
自分の技術や感性を信じて、ひたすら突き進むタイプ。「わたし天才!」「時代よ早く追いついてこい」と。芸術ならいいけど人に必要とされないアイデアでは問題は解決できません。

【ねぇ、ねぇちゃん】
アイデアを自分で考えようとせず「ねぇ、何が不満?」「ねぇ、何が欲しい?」と他人の意見を聞いてばかりのタイプ。

【かかえすぎくん】
途中で誰かにアイデアをぶつけて反応をみることも、意見をもらうこともなく、自分が完璧だと思うまで抱え込んでしまうタイプ。

右脳型問題解決キッズは、第一に好奇心・改革心が旺盛

STEP1.ペインポイントをつかみ、問いを立てる
STEP2.アイデアを広げて、絞る
STEP3.カタチにし、テストする

失敗からも何かを掴んで、3STEPをめげずに回し続けるからこそ、成功率が高くなる

2限目:ペインポイントをつかみ、問いをたてる

ペインポイントとは

○「痛む」ポイント→不満や悩みの種のこと
○普段から気になっているものも、本人が気づいてないものもある
○論理的アプローチ→本人が自覚しているものしか把握できない
○相手の想像を超える、WOW!と感動させるようなアイデアを出すコツ

①そもそも何のため?と問う
②観察する。共感する
③ワクワクする問いを立てる

そもそも何のため?

○「顧客が欲しいのはドリルではない。穴が欲しいのだ」
○目的と手段の混合
○既存の延長線上にある解決策ばかり
○達成したい目的、根っこの目的の明確化
○既成概念にとらわれない

観察する。共感する

○データやインタビューだけではペインポイントはつかめません
○行動を「観察」し、相手に「共感」することで、深い洞察を得ることができる
○時には自ら体験してみる
○観察・体験シート
・見たこと、聞いたこと、感じたことを記録し、ペインポイントを探る

ワクワクする問いをたてる

○ペインポイントを創造力を刺激するようなワクワクする問いに置き換える
○「どうすれば」で、前向きに切り替える
○ワクワク問いたてシート
・ペインポイント→ワクワクする問い

3限目:アイデアを広げて、絞る

素晴らしいアイデアを生み出すには?

○解く価値のあるペインポイント→ワクワクする問い→解決するためのアイデア
○アイデアを広げる3つのコツと絞るためのコツ
①数、数、数
②ヒラメキ素材を集める
③発想法を使う
④「見える化」して絞る

数、数、数

○良いアイデアを生み出すためには、とにかく数を出す
○すぐに打ち落としてしまいがち
○広げるためには「でも」→「いいね」に!
○一見いまいちなアイデアから斬新なアイデアが生まれることもある
○ボックスチャレンジ
○ダラダラ考えるより、短い時間で区切って
○紙を8~12マスに分割、時間制限を設けてアイデアで埋める

ヒラメキ素材を集める

○発想のヒントになりそうな「ヒラメキ素材」を集める
○求めているものに近い「事例」などから、一見無関係に見えるものまで集めてみる
○常日頃から好奇心を持って集めておくと◎
○「面白い!」と出会ったら、どうして面白いかを考えてみる
○長々とした文章❌→写真・絵などひと目でわかるように
○「近い」ものと「遠い」ものをかけ合わせる

発想法を使う

○素材から連想してアイデアを生み出す
○固定概念にとらわれないアイデア

『ズラシ法』
○素材を抽象化し、ズラす

『ランダム法』
○ランダムに素材をかけ合せる
○連想してアイデアを考える
○自分で意識的に集めたものは、自分の思考パターンや知識の枠に縛られる
○ランダムな素材を活用してきっかけを作る

『常識を破る法』
○常識とされていることを列挙し、1つずつ否定する
○無意識に発想を狭めている常識や固定概念を意識的に壊す

「見える化」して絞る

○アイデアをしっかり広げて、絞る

『いいね!マップ』
○アイデアの人気度合いを「見える化」する
○気に入ったアイデアだけでなく、「いいね!」と思った箇所もわかるようにする
○アイデア内の人気・不人気箇所がわかる
○負けたアイデアも部分的に生かせる
○意見は参考にしつつ1つに絞る
○混ぜ合わせると「ぼやけた解決策」になってしまう
○広げるときと絞るときのメリハリが重要

4限目:カタチにし、テストする

早く失敗し、早く学ぶ

○完璧にこだわったり、失敗や批判を恐れたりして抱え込まない
○すばやく試作品をカタチにして相手にぶつけ、そこからの学びを生かす
○ラピッドプロトタイピング(Rapid Prototyping)
○2つのコツ
①説明するな、体感させよ
②反応を見る。質問をする

説明するな、体感させよ

○口頭で説明せず、可能な限り実際に体感してもらう
○効果的なフィードバック
○次につながる学びを多く引き出せる

反応を見る。質問をする

○体感してる際のどんな小さな反応も見逃さないことが重要
○体感後には質問を通じてフィードバックをうまく引き出す
○質問の方法
『クローズドクエスチョン』
 "はい・いいえ""AかB"など限定された回答の選択肢から1つを選んで答える

『オープンクエスチョン』
回答の範囲を制限せずに自由に答えてもらう

○批判にこそアイデアをさらに磨き上げるためのヒントが眠っている
○『学びキャッチャー』
・よかった点
・よくなかった点
・疑問に思ったこと
・新たに思いついたアイデア
の4つを最大限引き出し記録する

GBを目指そう!

○素晴らしい解決策は、プロセスを1度回しただけでは生まれない
○遊びゴコロをもって繰り返す
○ペインポイントに深く刺さる解決策を生み出す
○GB(Goosebumps:鳥肌が立つほど素晴らしい)
○優れた着眼点や発想力だけでなく、目指すレベルの高さ

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