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狭い世界で生きていた頃の「おもいこみ」
小学生のころ、漠然と自分は「大人」になったらこうなってるのかな?と想像していたのは、夢や希望というより、その頃自分が知っていると思っていた範囲の「大人」でしかなかった。
20歳の自分はハイヒールでも履いて、スーツを着た大人なOLになってるものだと思っていた。
なりたかったわけではなく、単純に年をとると仕事をしなくちゃいけなくて、それはそういう格好をした職業だと思い込んでいたからだ。テレビドラマなどの影響だろうか。周りの大人の女性がみんなOLだった訳ではないのになぜかそう思っていた。
でも、そうはならなかった。
あの頃ドラマで見てたようなハイヒールなんて、いまだに履いたことも無ければ、スーツを着るような仕事でもなく、スーパーでぺったんこな底の靴を履いて、レジ打ちと、パン並べの担当をしていた。それも半年だけ。
30歳になった自分は、当たり前のように結婚していて、子供も2~3人いて「専業主婦」をしているものだと思っていた。母は30歳ですでに3人子供がいたから自分もそうなると思っていたのだろうか。
でも、もちろんそうはならなかった。
子供もいなければ、もちろん結婚もしていない、実家でフワフワと猫と戯れる生活を送っていた。仕事はしているけども。
40歳になったら・・・まで想像していたか覚えていない。
きっと、アニメや漫画でみていた、あの頃の典型的な?おばちゃんになっているのだろうなと思っていたかもしれない。
たしかに、世の中的にはおばちゃんなのだが、たぶんあの頃想像していたようなおばちゃんではないと思う。
では、どんなおばちゃんなのかもなんだかよくわからないけれども。
そもそも、そんな固定観念いるのか?
「こうするべき」「ああするべき」「こうあるべき」
無意識に、誰からともなく影響を受けた「思い込み」は時に自分の思考を止めて、自由な発想をゆがめて、生きにくくしてしまっている。
それは、環境だったり、風習だったり、時代だったり、身近な人の言動だったり、マスメディアの影響、だったり・・・
繰り返されるテレビCMの刷り込みのように、知らず知らずに思い込まされているのかもしれない。
でも、あいにくこの頃の世の中は、そんな空気は吹き飛んで、なんだか子供の頃、10代や20代の頃より生きやすくなっているような気がする。
それは世の中の変化だけではなく、私自身も無意識に刷り込まれていた「思い込み」を放り出して、「自分で考える事」をやっと始めたからかもしれない。
遅いのだろうか?でも今からでも気が付けてよかったのだと思う。
まだまだ変わる。世の中も。私も。
にんげんはどうでもいいことかんがえるよね
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