こういう記事を書くのに密かに憧れていた。
個々に読んだ本、おすすめしたい本などは時々書いていたけれど、
さすがに全てをあの熱量では書けないが(おそろしく長くなる)
今年自分が読んだ本がどんな本だったのか、その時思っていた事などあれば併せてここに残していこうと思う。
今更言わなくても、いつもそんな感じだけど、
参考にはならない個人健忘録だ。
今回は小説、エッセイ、ビジネス書?(ちょっと括りが違うかも)のみで。
絵本や、コミックエッセイ、雑誌などなど入れるとさらに膨大になるので。
さて、何冊あったかな?
本によっては突然ネタバレありかもなのでご注意を。
1月
僕とおじさんの朝ごはん(桂望実)
題名と内容が、しばらく関連なさすぎて「これはどうなっていくの?」「どこらへんが僕とおじさん??」って気になりながら読み進めた記憶。
カモフラージュ(松井玲奈)
「ジャム」が結構後々まで引きずったなあ・・・。
湖の女たち(吉田修一)
パンとスープとネコ日和シリーズ(群ようこ)
好きすぎて。シリーズだけど1冊1冊が薄いのであっという間に読めてしまう。いつでも続きが気になる(ちょっとした「ジャンプ」状態、いや「りぼん」?)感想もがっちり書いちゃってる⇩
食べる女(筒井ともみ)
映画が面白くて(あと美味しそうで)本の方も気になって後から読んだ。
映画も、それぞれのお話が短編のようでだけどそれぞれつながっていて、面白かったけど、こちらはもっと独立している短編集ってかんじで読みやすい。
あと絶対卵かけご飯食べたくなる(読んだ全人類言いそう)
2月
余命一年、男をかう(吉川トリコ)
スピードワゴンの小沢さんの帯文に唆されて?確か購入(褒めてます)
見てはないけどコミカライズもされているみたい。題名からとっつきにくそうだけど、考えさせられるお話、、、。あと終わり方も好き。
葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午)
こちらは感想も少しだけど書いている⇩
題名と内容がまた結構「??」とかみ合わないシリーズだったけど
最後の最後に「そういう事!!」と納得。映像化は出来ないであろう作品。
観てみたいけどね。
殺人出産(村田沙耶香)
阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし(阿佐ヶ谷姉妹)
兎に角、何も考えずに癒されたくて。ドラマ化もされた作品。ドラマも気になるが、2023年の手帳を調べていたら、まさかの阿佐ヶ谷姉妹の手帳まで出てきていた。。。選択肢が増えてしまった~(困)
私の消滅(中村文則)
球体の蛇(道尾秀介)
3月
神様ゲーム(麻耶雄嵩)
完璧にジャケ買いした本。読みやすかったけど、読後感半端ない。読み返したとて「????」が残る異質な作品。
十角館の殺人(綾辻行人)
問題の見開きで「!?」ってなる有名な?箇所をうっかりスルーするとこだった。「どこ?どこ?」って思いながら読んでいたのに、どんでん返しが気になりすぎて、1日で詰め込み過ぎたからか?ボーっとしすぎにも程がある。無事時間差でひっくり返れてよかった(おそい)
これもまた、映像化できないよね~と思ってたらコミカライズされていた。できるのか??気になるけど・・・
短劇(坂木司)
確かに「世にも奇妙な・・・」は好きだったので、そのノリ?で楽しくサクサク読めてしまった。短編は読みやすいけど後にも残りにくいので、また改めて読み返したい(何しろ読みやすいし)
ふたつのしるし(宮下奈都)
スイート・マイホーム(神津凛子)
最初から無事に怖い。カバーからもう怖い。
映画化されるらしいけど、観たすぎて怖い。
隙間風だらけの、地下なんてない吹き抜け茅葺の古民家に
住んでいてよかった(それはそれで怖い)
私とは何か「個人」から「分人」へ(平野啓一郎)
十号室(加藤元)
森崎書店の日々(八木沢里志)・続森崎書店の日々
神保町に叔父が書店を持っている環境、羨ましすぎる!と前のめりで何度も見た映画の原作。映画には出て来なかった叔父の妻桃子さんも結構重要な役どころで出てくる。貴子と叔父サトルと桃子さんのやり取りも、映画で見てみたかったなあと思いつつ、映画も神保町がもちろん舞台になっていて、お腹いっぱい楽しめた。私の記事にしては珍しく?結構いいねを貰った感想がこちら⇩みんな神保町に住みたいよね!(違う)
つむじ風食堂の夜(吉田篤弘)
4月
イニシエーションラブ(乾くるみ)
映画を観て「???」と思ったままいつの間にやら数年経過し、原作がある事を知り熟読する。
これはきちんと読み返すべきだし、映画も1回しか観ないとかありえない(過去の私ヨ)
生まれる森(島本理生)
夜(赤川次郎)
箱庭図書館(乙一)
人間失格(太宰治)
言わずと知れた名作だが「恥を忍んで」言うと今まできちんと読んだことが無かった。いや「きちんと」というか記憶にある限りで読んだことはない。私こそ「恥の多い生涯・・・」なのでは?
終わり方、、、、。しばらくぼーぜん。
これを読んでから、ちょっとした「沼」に入り込んでしまった・・・
死刑にいたる病(櫛木理宇)
映画を先に見てしまったので、どうしても顔が浮かんでしまう(笑)
だけど、ある意味原作のような容姿端麗なギャップのある殺人犯より、人のよさそうな、いやいいとしか思えない阿部サダヲの殺人鬼の方が、ギャップがありすぎて怖すぎる。
これを観た頃、母が近所のおじいちゃんからもらった何かの木を裏庭に植えていた。なんかもう、間違いなく木の下には何か埋まっているようにしか見えなかった。私が子供だったら毎夜怯えていた事だろう(40歳児なので大丈夫・・・なはず)
BUTTER(柚木麻子)
こちらは「死刑にいたる病」を読んだ後になんだか容姿こそ違うが、似ている「匂い」がする作品を過去に読んだことある、、、と思い出し引っ張り出して、また再読した作品。内容も好きなサスペンスであるのと装丁に一目ぼれして新刊で買った思い出ある一冊。
最初にこれを読んだ時は、まだ乳製品アレルギーになっていなかったので、さすがにエシレバターは手に入らなかったが、あの刑務所に差し入れしてもらったクッキーはまんまと食べた。私はすぐに食べ物に持っていかれるなあ。。。(「ぐりとぐら」のおおきなカステラはいまだに食べたくなる)
それにしても、殺人鬼シリーズ?が続いているな・・・
5月
遮光(中村文則)
殺人犯では、、、ないがちょっとした(いやちょっとどころでは)狂気。
なかなか、狂人枠から抜け出せないよ~・・・・_(:3 」∠)_
バビロン1「女」・2「死」(野崎まど)
他にも山のように積読があるんだから、何故に偏るのよ?
もう胃もたれしてるよ脳みそと心がよお、、、という声を無視して、一気に2冊ほぼ2日ほどで読了。3巻があったら読んでた勢いだが、あいにくこの時点ではまだ手に入れてなかった。このまま読んでたらきっと胃もたれどころではなくなる。
パンとスープとネコ日和③④⑤(群ようこ)
優しいよお~、急にお腹と心に優しいよお、、、、
1週間で5冊も詰め込んで、しかも読書のバランスおかしいから、情緒が不安定だよお、、、だった記憶。
どの巻もそうだが、まだまだ続いてもおかしくないけど、ここで終わりでもおかしくない。そんな余韻を残す。永遠に読み続けたい作品!!続き~!!
殺人依存症(櫛木理宇)
はい、すぐに引き戻される。。。。
安全地帯に何故いない!もう少し、、、もう少しいておくれよ~、、、
だけど結局、幼き日に、絵本離れした私の記憶にある最初の
小説と言うものがスティーブンキングだったので(ハードコアすぎる)
そんな少女のなれの果てが、脳みそに常に後味悪いものを詰め込まないと
落ち着かないからだになってしまったのであろう(キング先生のせいではないがせいである)そういえば最近読んでないなあキング先生。
神様は勝たせない(白河三兎)
望み(雫井脩介)
映画は観ていないが、終わり方?が違うらしい(らしい事しか知らない)
重い、とても重い作品。望みって、プラス方向ではない望みにも何通りかあるけど、どちらの望みも、、、、、うーーーーーん。とっても考えさせられてしまう作品。
微笑む人(貫井徳郎)
バビロン3「終」
「終」を読んでこの「沼」も終わりにしたい、、、、。
6月
三人暮らし(群ようこ)
花束は毒(織守きょうや)
あの人が同窓会に来ない理由(はらだみずき)
壊れるもの(福澤徹三)
若かりし頃デパート勤めをした事のある母が「これ書いた人、デパートの裏側よく知ってるね?関係者?」と言ったほど、リアルなデパートの内部事情が書かれていた(と思われる:私は知らんが)時々出てくる非現実的な怖さ要素が逆に現実的な怖さを緩くしてくれた(作者の意図ではないと思うが)
7月
近いはずの人(小野寺史宜)
なんと7月は小説はこれしか読んでいない。何があったんだっけ??(知らないよ)
8月
つみびと(山田詠美)
女のいない男たち(村上春樹)
観に行きたいと思いながら結局観に行けなかったので、原作で少し消化、、、、は出来なかった、やっぱり観ればよかったし、本を読んだらなおさら観たい!(つべこべ言わずに観ればいいが)この女優さんが「架空OL日記」の中でも特に好きな雰囲気の人で、役はもちろん全然違うけど、原作読んだら、知っているからなおさらなんだろうけど「ピッタリすぎるでしょうね~」と納得(繰り返すけど観てないんだけどね)
8月も結局2冊か。ペースがだいぶ落ちている。暑いから?(関係ある??)
9月
ゴミ人間(西野亮廣)
カバー裏のこの文章が、優しすぎる。
めっちゃ付箋をつけて、アンダーラインをひいて、ちょっと泣いた。
革命のファンファーレ(西野亮廣)
女ふたり、暮らしています。(キム・ハナ/ファン・ソヌ)
国が違っても、まるですぐ近くにいるような「わかる!」「そうそう!」が詰め込まれていた作品。詳しい感想はこちら⇩
11月
流しの下の骨(江國香織)
⇧10円て、、、。
長野県のバリューブックスの実店舗「VALUE BOOKS Lab.」で購入した1冊。
近所にあったら、毎日行ってしまうすごくすごく素敵だけど「危険」なお店。あーまた行きたい今行きたい!!!
価格もだけど、置いてある本も「捨ててしまう」にはもったいなさ過ぎるし
本好きにはたまらないワンダーランド。お店は本当に小さいけどそこがまた、よき。
そういえば、10月は1冊も読めて(読了)いない衝撃!!
何してたっけ??(だから知らん)
やまのめの六人(原浩)
同じく長野県のレトロアーケード街にある小さな古本屋(雑貨も少しあり)さんで、購入。結構ボロボロの本当にTHEふるほん!っていう本もあれば、この本みたいに結構綺麗な状態の古本もあり、品ぞろえがなかなかブックオフとは違う面白さ。
おじいちゃん店主(たぶん)が暗算で「ええと、、、、これが〇〇円で、これが〇〇円で、、、、えーといくらだ??」と若干不安がよぎる会計だったが、ちゃんと合ってたし、おじいちゃん心配しなくても間違えてても私も暗算二けた以上は出来ないから、大丈夫!!(ちっともよくない)な思い出本。
スケルトン・キー(道尾秀介)
12月
白鳥とコウモリ(東野圭吾)
空芯手帖(八木詠美)
水銀灯が消えるまで(東直子)
滅私(羽田圭介)
アフターダーク(村上春樹)
という訳で、58冊!!目標は100冊だったんだけど全く届かず(^_^;)
今年は何を読もうかな?もうすでに2冊ほど読んでいるけど、じっくりゆっくり、冊数にはとらわれず、本の世界を楽しみたい。
そして気が向けば年末くらいに、またここでも書き残しておきたい。
あと、久しぶりにスティーブンキングやムーミン童話(このふたつを何故同列に?)をまた読みかえしてみたい。小説で言うと海外文学があまりにも今年は皆無だったしなあ。