【古民家リノベ⑬】2019年解体作業でまた一年。
リノベシリーズなんだかおひさしぶりです。
2019年、春になり改装(まだ片づけ、破壊の段階だけど)も2年目に突入。
業者さんや施工会社、大工さんなどプロの方々にお願いすれば、半年もかからずに何もかも終わるのだろうが、そこは自力(ジリ貧?ともいう)で行う我が家のペースで、あれよあれよという間に2年目に。
ゆっくりと片づけ、解体をしていると目に留まるものも多く、⇩のスコップは写真に写ってないのもあるが、やたらとたくさん家や納屋から出てきて、つい並べてしまった。
解体道具に関してもだし、結構この家に残されていた道具を活用する事も多く、本当に助かっている。これだって一から用意するのとでは費用や手間がだいぶ違う。結局使わないものもあるにはあるが、結構今だに使っている道具だってあるし、処分せずに残しておいてくれた事にひたすら感謝。
この空き家は同じ敷地内に納屋もあって、実はそちらの方に主に作業などで使えそうな道具が結構残されており、片付けながらも選別していった。
やたらと、珍しかったり、同じものがたくさんあるとつい外に並べてみてしまうのだが、結果⇧この大工、左官道具シリーズを並べている時に、通りがかった近所の現役の大工さんが、見に来て(さすがに気になりすぎたらしい)道具の使い方などイロイロ説明してくれて(その時はまだまだ改装の段階ではなかったから、耳より大工あるある情報がほとんど右から左だったが👂:大工さんに謝れ)
それがキッカケで、その後いざ家を作る段階になったら手伝いに来てくれるようになった為、あながちこの無意味?に並べる癖も無駄にはならなかったなあ。。。なんて、今になると思う(ことにしておこう)
屋内に戻り、作業の進み具合はと言うと
一部剥がせる床は、既に撤去して土台が見える状態に。
猫はスイスイ問題なく(むしろ下にもぐったり。。。)移動していましたが、我々が常にアスレチック状態(中年老年差し掛かって)なので、この後とりあえずの板をいたるところに配置した。
古民家の名残、土壁が随所に残っており、ギリギリまで一部を残しておくか迷ったけどポロポロと崩てきてしまうし、他の壁とのバランスもあるので、最終的にはすべて撤去。
よく古民家の改装では、また新たに土壁を作る場合もあるかもしれないが、さすがにそこまでの気力体力知識はなく断念。。。いつかチャレンジしてみたいけど。
他にも壁の解体もまだ終わっていない場所が何か所かあり、最後の?解体作業に掛かっていく(もう2年目だしね)
もともと左官職人さんだった、この家の家主のお父さんが貼ったらしき浴室タイルもなんだかレトロで味があってよかったのだが、ここは浴室ではなく玄関部分になるので、壁も壊すことに。これがなかなかしっかりとした仕事ぶりで、要は剥がしにくい(;^_^A
浴室タイルは途中まで剥がしたが、結局最終的には一部は残して、その上に板を貼って壁にする事に。
後から増築したらしき部屋の方の床は、下がベニヤ板だったり、座敷の下のようなすぐに剥がせる板ではなかったので、後回しにしていたが(内心ここはそのままで上にまた床板張れば、、、とも思っていたのかも)新たに浴室にする場所だったり、床下の状態がやっぱり気になるので、結局最終的に全部剥がす事に。
どこもかしこも、解体しまくって家はいよいよスケルトンに。
スケルトンとは建築用語で、柱・梁・外装などの骨格部分、骨組みのこと。建物などの構造・強度を形成する部材で、構造躯体とも言われるそう。
2019年に入り、2018年の時のような勢いはなくなりつつも(藁部屋の片づけはなにせ勢いだけでやったようなモノ:余計な事考えてると進まないから)
細かな解体、それに伴う片づけ作業、何かしらその都度見つけて地味に地味に進めていき、壊すものがあらかた無くなったなあ。。。となったら今度はちょっとした「停滞期」に入ったりもしていた。
そんなある日、珍客が。
始め夕方頃鳥が入ってきたのかと思ったら、なんか明らかにぶら下がっている?ぶら下がるってどういう事??と思ったら、コウモリさんであった。
イロイロな鳥、動物は見かけるが、意外にもコウモリをこんなまじかで見るのは初めて。
今までも、もしかしたら、住んでいたのかもしれない。珍客は我々人間か?
こちらを警戒してかクルクルクルクル回っていて可愛い。コウモリからしたら可愛いどころの騒ぎじゃないのだろうけれど。
同じコウモリか全く分からないが、その後も改装中はずっとどこかしらにいる彼(彼女??)を「もりお」となずけた(女子かもしれんのに)
もりおに励まされ(むしろ出てけと思われている)解体作業を続けていくうちに「ここはキッチンスペースだからこうしよう」「壁はこんな感じにしたらどうか」等と、まだまだ何から作り始めていいか皆目見当もつかないのに、妄想ばかり膨らんだ当時のスケッチのごく一部がこちら⇩
この頃は改装したらゲストハウスとして使う予定もあったので(家主も移住系)間取りも何気にトイレ2つとか浴室・シャワー室分かれてたりとか、管理人室あったりとか(それ以外がグチャグチャ書かれててわけわからないが)そういう間取り図を妄想しまくっていた。
作業を進めていると、つい昨日考えていた間取りよりも「やっぱりこうした方がいいんじゃないか?」と新たな間取りを思いつき、コロコロコロコロ間取りは変化していて、スケッチブック1冊を使い切っていた。
最終的には変更変更でゲストハウスでもなく、民泊でもなく
自宅になる訳だがなのだが、この頃はまだ知るよしもない。
今思うと、現実的な事は一切考えず本当に自由な発想で妄想していたので、この頃が一番純粋に楽しかったのかもしれない。
とは言え、本当の本当に1から自分たちでやるには限界があり、2019年の秋頃には知人の紹介で知り合っていた建築士さんにお願いして、家の状態など見てもらい、本当に基礎の基礎のごく一部だけをお願いする事に。
季節はいつの間にかまた冬に差し掛かっていた(一年が早い!!)