4月に読んだ本たち
こんなにいっぱい本があるのに、再読してる場合じゃないだろ?
と思わなくもないが、ついに10年越しのアレを再読する日が・・・
な4月の読了本をだらだら紹介。例のごとく自分メモ用。
このあたりの人たち(川上弘美)
このあたりの人たちが濃すぎる。
こんなご近所だったら、刺激的で飽きなそうだけど、なんだか終始ザワザワ落ち着かないと思う。。。。
そんな私も結局「このあたりの人たち」に入ってしまうのだろうか(ザワザワ)
読む前に勝手にしていたイメージとだいぶ違う印象の話達。
もちろん、良い意味で。
一億円のさようなら(白石一文)
エンターテイメント性のあるものが沸々と読みたくなって。
大分前に珍しく定価で購入したものの、ずっと積読していた。
たぶん厚みのせいもある(自分で買ったくせに)
結構一気読みしてしまったので、もう一度じっくり読まないと
「???」だらけだけど、きっと読み返しても「?」はあるんだろうな。
ティモレオン センチメンタルジャーニー(ダン・ローズ)
10年以上前に職場の先輩から借りて読んでいて、もう一度読みたいと思っていたけど題名が一切思い出せずに、何かの拍子に「あの本はどこの国の何て作家さんの本だっただろう?」と思い出そうとしては挫折していた一冊に、たまたま巡り合う事が出来た。なので再読本。
内容は、、、、。
わざわざ思い出そうとまでして読み返したいか?と思われてもおかしくなさそうな内容だけど、非常にあと引く作品。
ここで全然違う話しちゃうけど
映画「マルコヴィッチの穴」も私の中では同じ部署に入る作品。
映画館で観た後「なんでこれ観ちゃったんだろう、、、、」と非常にゲッソリしていたが、なぜだか後から思い出しては「あれ、、、、また観たいな」と変な余韻がぶり返し、今ではお気に入りの一作。
話を戻すが「ティモレオン・・・」も読後
ああ、、、、そういえばこんな終わり方だったな、、、、そうか、、、、うん(ゲッソリ)ってなった。予想通り。
今の所、またあと10年くらい経ったら唐突に読み返したくなるかも(気軽にはお勧めしないよ☆彡)
人間に向いていない(黒澤いづみ)
映像で観てしまったら流石にグロテスクでそうは思わないのかもしれないが、意外と文章で読んでいくと、異形になったもの(ここでは主人公的な人の息子)の描写が一見、健気?下手すると可愛らしくも感じてしまう事もあり、思ったよりも読みやすかった。とはいえ映像にしちゃうと「虫系」とか私は一切ダメだからきっとダメなのだろうが。
この本を読むと、表現や状態は違えど「異形」は形が見えないものをあえて具現化したものとして、過去も現在も未来も、誰しもが「異形性変異症候群」になりうる可能性が無くもないと思ってしまう。あくまでフィクションだけど。そう思うと怖いし、なにより「異形」に対する人々の対応と豹変が怖い。結局一番怖いのは人なのか?
私の家では何も起こらない(恩田陸)
⇧解説読んでから読めば「そういう系かぁ」って最初から覚悟?して読むか、変にハードル上げて読んで「思ったより怖くないなぁ」ってなりそうだけど、全く何の予備知識もなくノホホンと読み始めたから思ったよりゾッとした作品。
装丁がなんだかホンワカしているんだもの。こういう壁紙いいなあ。こういう家は・・・・。
夏の裁断(島本理生)
「鎌倉の古民家」で暮らせるなんて素敵すぎってのと、紙の本好きとしては「裁断やめて~!!」ってなった(感想クソ・・・)
夜明けの縁をさ迷う人々(小川洋子)
短編は読みやすくて、寝る前にちょこちょこ、、、が理想なのかもだけど
ついつい一気に読んでしまう。
そして忘れやすかったりする。だけど、そしたら何回も楽しめるって事?
そういう事にしておこう。
「パラソルチョコレート」の話が好き。
私の「裏側」にはどんな人がいるのだろうか?人なのかな?オジサンなのかな?そもそも裏側って、、、、。
ファーストラヴ(島本理生)
ちょっとずつ、島本さんにハマっているらしい。
私には分からない世界のような、分かろうとしない世界なのか。
だから興味をひかれる。
かつて「東野圭吾」にハマってひたすら読みまくっていた頃を思い出す。
全く別物だけど。あの頃はやたらに東野ブームだった。
島本さんブーム、、、くるか?
「ファーストラヴ」はうっかり?映画を先に見てしまったので、もう脳内イメージが固定されてしまいすぎだけど、迦葉役はもうイメージがそのままだったが、申し訳ないけど偏った作品ばかり見ているせいか、私がひねくれ過ぎなせいか(多分後者)迦葉の兄の我聞役の窪塚 洋介がものすごく温厚な旦那さんだけど、そのうちに豹変するんじゃないかとずっと疑ってみていた。
我ながら偏見が酷いと反省。窪田さんゴメン。。。。
そんな感じの4月でした。
今月はちょっと頭も体もゴチャゴチャ忙しい(忙しくしなくてはいけない)
月になりそうだから、そんな時こそ本を読みたいけれど、、、、
読めなさそうな気配が既に漂ってる。
いやいや、まだ始まったばかりなんだから。
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