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評価とお給料の話 ~ここが変だよ丸井グループ#3~
皆さんこんにちは!早くも4回目の登場となりましたこじおです。
3年前に子育てのために転職を決意し、丸井グループに中途入社。
そこで感じた変わった企業文化や風土などを紹介する「ここが変だよ丸井グループ」
これまでの記事もぜひご覧ください!
今回のテーマは皆さん気になるお給料のはなし。
自分が新卒の時は、「お金なんて関係ない!やりがいだーー!!」と思っていましたが、そんなことはありません。自身のモチベーションとやりがいのためにも評価やお給料はとっっっても大切です!
前職で働いていた時は、年功序列+上司評価で評価と給料が決まっていました。
上司の飲み会はマストで参加、評価に響くので上司のご機嫌をうかがって、上司の言うことは絶対!みたいな風土があったように感じます。
丸井グループではどんな評価制度なのか?
転職者の目線で、厳しく(?)切り込んでいきたいと思います!
個人戦とチーム戦
まず評価制度として、バリュー評価とパフォーマンス評価の2つがあります。
バリュー評価は個人の評価、パフォーマンス評価はチームの成果です。
個人の評価が上がるとベースとなる給料が変わり、チームで成果を出すとボーナスがUPします。
パフォーマンスの評価項目は会社の方向性(中期経営計画)の実現に向けて、自部署の役割からやれることを考えて提案します。売上や顧客獲得数をはじめ、広報室では記事の閲覧数やSNSのフォロワー数なども評価項目になります。(皆さんnoteのフォローをお願いします!!)
だいたい期末近くなると焦り出す担当たち。自身の成果がチーム全体のボーナスを増減させるとてもスリリングな展開が待っているので、足を引っ張らないように頑張る姿が見られます(笑)。
もう1つがバリュー評価。
どれだけ成長したか、個々の力を発揮しているかを、同じチームの人たちがそれぞれのチームメンバーを評価します。
そして、その評価をもとに、号俸と呼ばれるランクのようなものが変わり給料に反映されます。
上司だけでなく、部下も上司の評価を行うので、パワー的なマネジメントをしていると上司も評価を落とすので、マネジメント層も油断せずに部下との信頼関係を築く必要が出てきます。
ちなみに自分のことも評価をします。自身の評価が高い項目で、周りからの評価が低いと恥ずかしい!(けど、そのギャップが一番の改善ポイント!)
「CLP」試験
そしてもう1つの大きな特徴がCLPという試験です。
バリュー評価で高評価を獲得すると号俸が上がっていきますが、それとは別に「グレード」の概念があります。一般的な会社でいうと、G4が主任、G3が係長みたいなイメージです。
そして、このグレードを上げるにはCLPと呼ばれる試験に合格する必要があります。
そして、このCLP制度のすごいところが、号俸に関係なく試験の資格が得られるという点です。一番下の号俸に属していた場合でも、評価が取れCLP試験に合格すると次のグレード(G6→G5)に進むことができます。
号俸に関係なくごぼう抜きできるので、
「テスト受かったから年収○○万円あがった!」
「2○歳でG3(係長クラス)になれた!」
みたいな声もちらほら。
バリュー評価で高評価を取ると上に、CLP試験で合格すると右のグレードへ
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正直大手企業でここまで年功序列の要素がない制度もすごい…。若い管理職や才能がある人に早く頭角を現してほしいという意思をビンビン感じます。
CLPとはどんな試験なのか?
一次選考の筆記試験と、二次選考の面接+グループワークの二段階で行われます。
ちょっと筆記試験の問題をのぞいてみましょう・・
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「ひえぇぇ~!こんなのわからないよ!」
最初は私も思っていました。
ただ、上司の言葉いわく、「筆記は気合いだ!」とのこと。
過去問や時事問題などをしっかり勉強すれば解ける問題になっている・・・みたいです。
テストの時期になると日経テストを片手にワークラウンジが混みあいます(笑)
そして合格した後に待っている二次選考。
面接やグループワークなどが行われます。
いくつか参考となるPL表などを渡され、「それではこの企業の今後方針を決めてください」
「ひえぇぇ~!こんなのわからないよ!」 ・・以下省略。
晴れてどちらのテストも合格すると次のグレードへ昇格します。
サボれない!
そんなこんなで普通の会社とだいぶ違うと思われる丸井グループの評価制度。正直な感想でいうと「サボれない」。
上司だけでなく同僚や部下からの信用を獲得し、業績だけでなく人としての素質が評価され、グレードをあげるにはCLPという試験での勉強やビジネスに対する考え方やアウトプットの力が試されます。
特に丸井の社員は接客の経験からか、人間力がすごく高い!
コミュニケーションや人から聞き出す力などカンストしているように思います。
そんなメンバーとグループワークをするのはとても大変!
それでも、これまでの会社であった「上司の評価」だけでなく、相対で正確に判断してくれるところはおもしろいところでもあり、つらくもあり、健康的だと思います。
今までは会社の業績にコミットして(+上司のご機嫌をうかがって)評価を取ることに注力してきましたが、「ハワイに行きたい!」を連呼する妻と娘のためにも、丸井グループで自身を成長させ、お給料も成長できるように頑張っていきたいと思います!