一閃 / sumika ~歌詞考察~
こんばんはまるです☺︎
今日バイト中にずっとある曲が頭を離れなかったので、
今回はこの曲の歌詞考察をしてみたいと思います。
一閃 / sumika
今日歌詞考察をするのはsumikaの最新シングル、
SOUND VILLAGE に収録された一閃という曲です。
こちらは、Vo.Gt./片岡健太さんと、
Key.Cho./小川貴之さんの2人がツインボーカルのような形で、演奏されているのが特徴的な楽曲です。
では、歌詞考察をしていきたいと思います。
一閃 / sumika ~タイトル~
一閃とは広辞苑ではこのように定義されており、
類義語として閃光(せんこう)・閃き(ひらめき)といった
言葉が存在します。
閃光・閃きの意味はそれぞれ以下のように定義されています。
これら2つの言葉と比較をしても、
一閃という言葉には何か鋭く刺激をする光のような衝動の意味が込められているように感じます。
それでは本題の歌詞考察に入りたいと思います。
一閃 / sumika ~歌詞考察~
これはsumikaの前身バンドのbanbi時代や、
sumikaとして始動して間もない頃の情景でしょうか。
スタンドはライブ会場の観客席。
これは、大きな武道館やアリーナと言うよりも、
個人的に小さなライブハウスのような感じがします。
sumikaは他のアーティストのライブに、
観客としてスタンドで立っている。
でも、そのライブは決して
心の底から楽しんでいるものでは無い。
憧れのステージに立つアーティストを見て、
嫉妬や悔しい思いをしている。
苦しくてしんどくて死んでしまいたい。
そう思う事もあるけどあのステージを見ると、
このままじゃ死ねない。
あそこのステージに立ちたい。
そんなイメージがこの歌詞からは伝わってきました。
ここはサビの歌詞になります。
¨チケットよりパス巻き付けて¨
私はこの意味がわかった時に鳥肌が立ちました。
チケット=観客 / パス(=スタッフパス)=出演者
秀逸すぎる. . . . . . . . .
チケットを持った観客としてじゃなくて、スタッフパスを持って出演者としてステージに立ちたい。
いつの日か僕らも憧れのステージで演奏がしたい。
チケットじゃなくてスタッフパス持って。
何としててもステージに上がってやる。
人生を賭けてでも。
たった5行の歌詞でこれだけの強い思いを伝えてくる
片岡さんのワードセンスはやはり本当に、卓越したものですよね。
今でこそ有名で人気でアリーナや武道館でのライブも
チケットがSold Outになるsumikaですが、
過去には中々売れずに苦労した日々もありました。
でも、sumikaはその苦労をファンやメディアの前で
あまり前に出さないバンドです。
これはあくまで楽曲の歌詞であり、
フィクションなのでは?と思う人もいると思います。
でも、この一閃の歌詞は紛れもなくsumikaが辿ってきた道であると私は考えます。
誰だって自分より優れている人を見れば嫉妬する。
「なんであんな凄いんだよ。」
自分より優れている人は嫉妬するし憧れるし、
追いつきたいと思う。
でも、そう簡単に追いつけやしない。
抜け道や近道、裏技そういうものを使って、
追いついてやろうか、抜かしてやろうか。
何度も何度もそう思う。
でも、そんなのはご機嫌取りのレースに過ぎない。
地道な努力はしんどいし、辞めたくもなる。
でも、地道に媚びずに決して退かずに
正攻法で挑んでいく。
本当に格好良いです。
音楽に限らず簡単な努力で手に入る技術や裏技は、
苦労して地道に努力して手に入れた技術ほどは、
人の心を動かせないんですよね。
私の中学生の頃の部活の顧問の先生が言ってました。
「努力無くして音光らず」
全くその通りなんです。
自分たちの頭で考えて、手で弾いて叩いて、練習して、
そうやって努力をしないと人の心を動かす音楽は生まれないんです。
たしかに、裏技や抜け道は目標を簡単に達成させてくれるかも知れません。
しかし、それでは表面的な目標達成にしかなりません。
自分の道は自分で拓いて行かなければならないのです。
こちらが2番のサビと最後の大サビの歌詞になります。
憧れの人には嫉妬したり
あのステージに上がりたいと思っているだけでは、
自分たちの夢は叶えられない。
傍観するだけ・観戦するだけは
もうやめにしよう。
いつかは自分たちがあのステージに
sumikaチームを連れて上がりたい。
いや、明くる日には絶対にあのステージに
sumikaチームを連れていく。
思いの丈を叫ぶんだ。
そして、貴方一人一人の貴方を呼ぶんだ。
だから、この思いキャツチしてよね。
そして僕たちはこの曲からsumikaを始めます。
『雨天決行』
これで一閃の全ての歌詞が終了になります。
最後の太字は完全に私の趣味です。笑
気づいたら勝手にsumika結成当初のイメージに寄せてしまいました。
一閃の歌詞を改めて見ながら曲を聞き返したのですが、
やはりこれは最近のsumikaよりももっと昔の時代を描いた楽曲のように感じます。
これはおそらくイントロ6秒間に隠された秘密が大きな鍵を握っていると思います。(秘密なのかな?笑)
せっかくなので歌詞だけでなく曲からも歌詞考察をしてみたいと思います。
一閃 / sumika ~楽曲構成~
私も初めわからなかったのですが、
イントロ6秒間の間にsumikaのメンバー
(Key./Cho.小川貴之さん以外の3人)の前身バンドであるbanbiの楽曲と、Key./Cho. 小川貴之さんの前身バンドであるfrom a novelの楽曲「星の願い」の逆再生が、
同時に再生されています。
それぞれの前身バンドの楽曲が混ざりあった6秒間の
イントロが混濁をイメージさせます。
7秒目のギターの鋭い音が、ピカリと光る閃光を表現。
その後はアップテンポで軽快なメロディーが続きます。
そしていよいよ歌詞に突入すると、
なんとなんとKey./Cho. 小川貴之さんの声ではありませんか!!!!!!!!!
えっっっっおがりんっっっっ!!!!!??????
sumikaをあまり知らない方に向けて説明をすると、
sumikaは基本的にVo./Gt.を担当する片岡健太さんが
ボーカルを務めています。
Key./Cho.の小川貴之さんは現在はsumikaのメインコーラスを務めており、前身バンドfrom a novelではボーカルを務めていました。
話すの長くなるので省略すると、(気になる方は私に聞いてもらえればいくらでも話します)
あれこれあってsumikaのボーカルは片岡さんになった訳ですが、sumikaの楽曲では片岡さんとおがりん
(小川さん)の掛け合いのある楽曲もあるほどの歌唱力を誇る方です。
ちなみに、『enn』という楽曲ではおがりんがメインボーカル・片岡さんがコーラスを務め、『わすれもの』という楽曲ではおがりんがボーカルを務めています。
たしかにこれまでにもsumikaでおがりんがボーカルを務めて来たことはありましたが、
片岡さんと2人でツインボーカルをするのはこれが初めての試みでした。
そんなわけで私は、
えっっっっおがりんっっっっ!!!!!??????
となったわけです。笑
過去にはbanbiとfrom a novelという違うバンドで、
それぞれボーカルを務めてバンドを引っ張ってきた2人が同じバンドを結成してツインボーカルを務める。
仲間でありライバルである別のバンドで
切磋琢磨してきた4人が、
同じバンドを組んで同じ夢を目指す。
sumikaとして憧れのステージに立つ。
チケットよりパスを巻き付けて。
メンバーとスタッフを引き連れて。
3分もない非常に短い楽曲ですが、
これまでの苦労や努力が詰まった非常に深い楽曲です。
余談ですが、SOUND VILLAGEには一閃を含めた4曲が収録されておりどれも系統が違う楽曲となっています。
色んな系統のsumikaが知れるシングルとなっているので、これを機にsumikaを聞いてみようと思った方は、
ぜひこちらを聞いてみてください☺︎
ちなみに、sumikaが初めて出したe.p.である
『新世界オリハルコン』が私的最高傑作です。
こちらは5曲収録されており、このe.p.もsumikaの様々な表情が見られるため非常におすすめです◎
好きすぎてnoteも書いているのでぜひ読んでください。
久しぶりの更新が趣味ゴテゴテの語りまくり回になってしまいました。笑
感情のままに書きすぎて話が四方八方に飛んでしまっているかも知れません。
読みにくかったらごめんなさい。
最終課題レポート級の長文noteを読んでくださりありがとうこざいました☺︎
では、またお会いしましょう。
まるでした。