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羊を数える

寝れないときは羊の数を数えると寝れるという言葉を聞いたことがあるだろうか
私は、聞いたことがあるけど寝れたことはない

最近、私は羊を数えることが逆効果だということを知った。

もともと、羊を数えるという習慣は英語圏から生まれたものである。
羊は、英語で「sheep」(シープ)といい、
睡眠の「sleep」(スリープ)に似た発音だったことから始まった。
そして、「sheep」と発音するときに、息を吐くようにするため、深い呼吸が促される。
「one sheep, two sheep…」
と繰り返す呼吸のリズムがさらにリラックスしやすい状況を作る。
かつ、数を数えることは単調作業であるから脳を起こすことはない。

これらの理由から、18世紀初頭に英語圏で始まった。

確かに、
シープ、シープ、スィープ、スリープ…
英語だとそう変わっていくと睡魔を誘発させる効果があるかもしれない。
しかし、日本語で
「羊が1匹、羊が二匹…」
そう数えていても、返って数を数えることに集中し、目が覚めるだけである。
これは、2002年に、イギリスのオックスフォード大学が、
『数を数えることで、脳が覚醒してしまい、眠りを妨げる』という研究結果を発表している。

1日動き回ったり、働いた後だったりすると、すぐ眠れる。
しかし、どうしても眠れない日もある。
寝ないといけない!と思えば思うほど眠れなくなっていく。

今の時代は、リラックスしやすいアロマがあったり、音楽があったり、布団やベットがあったりする。
昔は、思い込みや自分自身で解決しなくてはならなかったものも、今では環境を物で作ることができる時代になった。
しかし、羊を数えたら眠れる!と信じていた私のように、昔からの言い伝えが今もなお残っていることがなんだか歴史を味わっているようで嬉しかった

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まなか
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