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春ですね

※2021年3月に書いた記事です


今年は暖冬なのでしょうか。

春の訪れをもう感じるなんて、
早いですよね。

昨年の日記を読むと
3月14日に雪が舞い凍えてます。


ちょうど1年前は
奈良県の吉野地方に両親と
梅を観に出かけてます。

その日は
午前中から不安不穏が出ていて不調で、
気分転換に
梅を観に連れて行ってもらってました。


思えば
この4年間
両親と過ごす時間がたっぷりありました。

私は18歳で家を出てます。
地方の大学に進学したからです。

特に父親は
私が幼い時は仕事で忙しく、
中学生からはずっと単身赴任で
別居してました。

私には
父親と暮らした記憶がほとんどありません。

私が中1の時に、
母が両親の介護のため、
父と別居して祖父母の家で
私達子供を3人連れて暮らし始めました。


色々大変なこともありました。 
6歳年下の妹は、
生育環境が悪かったから、
自称アダルトチルドレンです。

私も引っ越して中学でいじめにあいましたが、
末の妹は小学校で酷いイジメにあい、
不登校になってしまいました。


妹のことは
また書くかもしれませんが、
40半ばになった妹は、

自分は
アダルトチルドレンだから
生きにくいと言ってます。

なんでも
自分の生きづらさと不幸は、
全て
母親のせいだそうです。



話が逸れましたが、

父親と暮らした記憶がろくにない私。

正直
父親を他人のように感じてる節も
ありました。

父親の仕事のせいで転校ばかり。
小学校は6回も転校。


正直
小学生の時は父親を恨んでました。


子供なので
母親から、
お父さんが働いてお金を稼いでくれてるおかげで、
私達は生活できてるのよ、
感謝しなさい。


言われても
わかりませんでした。


私が精神科にはまり、
ボロボロになって
実家で療養するようになりましたが、
父親は定年して家にいました。

私はこの4年間、
たっぷりと父と過ごすことができました。


近所での散歩。
公園でのウォーキング。
厄除寺に行ったり、
春には近場で山菜採り。
近場ばかりですが、
いろんなとこに車で連れて行ってもらいました。


父親は渓流釣りが趣味です。

本来なら夏場は車中泊して、
数日間奈良の山奥の渓流で鮎釣りをして
過ごしてました。

私が
狂ったようになってた頃は、
その釣りの趣味も諦めて家にいてくれました。



最近思うのです。

この数年間、
私は辛く地獄の体験をしたことは
間違い無いのですが、

神様が
両親と、
特に父親と過ごす時間をプレゼント
してくれたのかもしれない


と。


父親は多分
あと10年も生きないかもしれません。

長生き家系でもないので、
平均寿命を考えると、
いつ父親が亡くなっても不思議では
ありません。

この数年間がなければ、
私にはあまり父親と過ごした記憶は
なかったことになります。

でも
この数年間で、
父親の記憶と思い出がたくさんできました。

神様からのプレゼントだったのでしょうか。


来週から、
少し実家に行きます。

広島に1人旅行する予定でしたが、
両親に一緒に行く?

聞いたら
行くとのことです。

父親と一緒に旅行する機会は
もうそんなにないと思います。

もしかしたら、
最後の旅行になるかもしれない。

楽しんできます。



ところで
今はいろんな種類の桜の木があるんですね。

早く咲く桜といえば河津桜。
濃いピンク色が綺麗ですね。

今日、
河津桜でもなく、ソメイヨシノでもない
薄ピンク色の桜が満開になってました。
品種名はわかりませんでしたが。

他には紅色の桜もありました。
花は下を向いて咲いてます。
初めて見ました。

近くにいたおじさんが、
桜と梅と桃の花の見分け方を
教えてくれました。


桜、

この春の桜は、

今までにない気持ちで眺めてます。

「あと何回桜の花を見ることが
 できるんだろう」

そんな気持ちになりました。

歳をとった証拠ですね(笑)


私はこの病んでた数年の間に、
親しかった人を1人亡くしました。

8歳年上の男性でしたが、
膵臓癌になり
あっという間に亡くなりました。

癌とわかってから半年。

彼の闘病中に
メールで、
もう少し良くなったら
お見舞いに行くねと伝えてました。

でも
お見舞いに行くことは
できませんでした。

その人、
自分が50代で亡くなるなんて
夢にも思ってなかったでしょう。

人間って 
いつ死ぬか本当にわからないものです。

1年1年が本当に貴重だと、
つくづく思います。

メンタル病んでる場合じゃありません。


減薬断薬に関しても
離脱症状は辛いです。

でも目先の辛さに囚われず、
もっと先の人生を考えれば、
捉え方が違ってくるかもしれません。

一度きりしかない人生なのです。
向精神薬にハマって無駄にしてる時間は
もったいない。

寿命は
死ぬ時は確実に迫ってきてるわけです。



私の場合は
苦しみを乗り越えたからか、
何故か
世界が輝いて見えます。

特に自然の美しさには本当に感動できますね。



もちろん
必要と認識して納得して服薬してる
人は別ですけど。

真性の精神病は存在します。

でも
私が思うに、

今は
拡大診療で誤診に近い人が
ごまんといるんじゃないかしらって。

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