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ホスト通いがやめられないのは欲しい言葉をくれるから|ホスト通いコラム
私の担当は欲しい言葉を的確なタイミングでくれる。
私が仕事でいっぱいいっぱいになった時は「電話する?」と他愛もないことを話してくれる。
私が仕事の一区切りついた時は「頑張り屋さんだから終えられたんだね」と褒めてくれる。
私が誰かに気を遣いすぎて心が疲弊した時は「甘いもの食べて5分くらい休憩しな」と励ましてくれる。
何か仕事で結果を出せば「頑張ったんだね、エライね」と甘やかしてくれる。
担当は私に「頑張れ」を言わない。
私がそれを求めていないことをわかっているからだ。
「頑張れ」と言えば私が私自身を追い込んで、お店に足が向かなくなると予想できているからだと思う。
追い込む状況を作らなければ、私が彼に会いにお店に行きお金を落とすと理解している。
彼はお金のために私の欲しい言葉を投げかける。
私もそれを頭では理解しているから、その対価として大金を払う。
側から見たらなんて馬鹿なことかと思うかもしれない。
けれど私は担当のおかげでメンタルが保てている。
いや、保てているように錯覚できる。
彼の言葉がなければ、私は燃え尽きて社会からドロップアウトしてしまうのではないかという恐怖さえある。
だから私はホスト通いをやめられない。