ついに覚醒する最強少女。彼女のチートすぎる強さと常軌を逸したアクションに大興奮だった『The Witch 魔女』
【個人的な満足度】
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★★★★★★★
映像:★★★★★★★★★★
音楽:★★★☆☆
映画館で観たい:★★★★★
【作品情報】
原題:마녀(The Witch: Part 1. The Subversion)
製作年:2018年
製作国:韓国
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
上映時間:125分
ジャンル:アクション、サスペンス
元ネタなど:なし
【あらすじ】
ある特殊な施設で育てられ、8歳の時に逃げ出したジャユン(キム・ダミ)。記憶を失った彼女は、助けてくれた酪農家の娘として暮らすことに。
それから十数年後。頭に異変を感じるようになったジャユンは、その手術費用と経済状況の厳しい養父母のため、賞金目当てでオーディションを受けることを決意。しかし、テレビ番組であるマジックを披露したことから、謎の男たちに追われる身となってしまう―。
【感想】
『The Witch 魔女』シリーズ第1作目。2023年5月26日に続編が公開されることに伴い、1週間限定のリバイバル上映です。なので、2023年に公開された映画という括りではないため、今年面白かったランキングの中には入りません。いやー、ありがたいですね、これ。2018年当時、こんな映画があったことすら知らなかったので観ていなかったんですが、続編の予告がメチャクチャ面白そうなので観たいなーって思っていたんですよ。それが映画館で観れるってんだから、企画していただいた方には感謝しかないです。
<ジャユンのチートすぎる強さが一番の魅力>
この映画、一番注目したいのは何と言ってもジャユンのキャラクターおよびその強さです!もともと遺伝子操作によって生まれた殺戮兵器って設定なんですけど、施設脱走の際に記憶を失い、現在は酪農家の娘として平和に暮らしているんですよね。そんな彼女が、悪いやつらに追われる最中に記憶を取り戻したかと思いきや、敵を瞬時にボコボコにする光景は、恐ろしさを感じる一方であまりの強さに清々しささえ覚えました。
いやね、その強さが尋常じゃないんですよ。ちょっと腕っぷしが強いとかそんなレベルではなく。。。最も特徴的なのは、目にも止まらぬ、いや、目にも映らぬその速さですかね。。。普通の人間ではまったく対応しきれないスピードで動き、相手は攻撃を仕掛ける隙もなく即死亡です。さらに、人間離れした怪力もありますからね。普通の人間なんて壊れたおもちゃのようにボロッカスになっちゃうぐらい強烈でした。
終盤はその遺伝子操作された超人同士のバトルなんですが、もうね、言葉では言い表せないほどの圧倒的なアクションなんですよ!韓国映画のアクションってみんな動きがキレッキレでかっこいいんですが、それがVFXでさらにそのかっこよさが増してて!このアクションのクオリティはもう世界が追いつかないなって思いました。
<正直、前半はちょっと退屈(笑)>
この映画の見どころである超絶アクション、実はお目見えするのは後半からなんですよ。前半はジャユンの平和な日々が淡々と流れるだけだから、正直ちょっと退屈です(笑)「何かあるんだろうな」っていう匂わせはあるんですが、アクションシーンがほとんどないので、お楽しみは後半まで我慢しなくてはなりません。まあ、ジャユンがどう覚醒していくのかっていう好奇心を刺激はされるんですけど、個人的には前半にももう少しアクションシーンがあるとよかったかなーって思いました。
<そんなわけで>
韓国が放つ大興奮のアクション映画ってことに変わりはないので、個人的にはオススメしたい作品です。とにかく、ジャユンの強さが他とレベルが違いすぎて笑っちゃいますから。努力ではどうやっても埋められない実力の差を目の当たりにしたとき、大事なのは生まれつきの能力だなということを痛感します(笑)