【俳句】立冬 今朝の冬 冬に入る 冬来る〜碧 萃生
立冬や土手に傾ぎし停留所
縁石の少女眉引く今朝の冬
朝刊のコラム読みつつ冬に入る
朝まだき妻寝返りて冬来る
故郷に続く道あり冬来る
10月後半から11月初めに夏日が続き、季節感がない、四季が無くなった、俳句の危機だなどと騒いでいたのに、立冬が過ぎてしばらくすると、今度は急に冬めいてきた。
夏から、秋のひとマスを飛ばして冬に来たような。
そんな双六を始めた覚えもないのに。
アパレル業界では、秋物が売れなくて困っていると言う。
秋のファッションを楽しみにしている人も大変だ。
本来ならいちばん過ごしやすく、ファッションを楽しめる時期なのに、暑さを我慢するか、寒さに耐えるか。
でも、昔から最先端のファッションとは、そんなもののような気もするが。
とにかく、人生で63回目の冬を乗り越えていこう。
いや、どうも冬となると、乗り越えよう、乗り越えようと力み過ぎる。
俳句があれば楽しみながら、歩いて行ける。
※俳号を変更します。
緑萃生から碧萃生に。
特に理由はありません。
同じみどりでも、緑より碧の方が、座りがいいかなと。
いいですよね、葛飾北斎は30回も名前を変えていますし、芭蕉も子規も俳号を変えているらしいですから、僕ごときなど。
俳句ポストは、「霜」の投句からこの俳号を使用する予定です。
肝心の句はまだできていませんが。
よろしくお願いします。