クリスマスまでにすること
歳をとってくると同じ話ばかりを繰り返すとよく言われる。
その原因のひとつは、何をどこで語ったかを忘れてしまうからだ。
このnote上でも、だんだんと、
「あれ、これ以前に書いたかなあ」
ということがよくある。
それが毎年やってくるクリスマスのような行事になると尚更だ。
生きた年数と同じ回数を経験しているとは言え、そんなにいくつもネタがあるわけではない。
もしかすると、この話もどこかで書いているかもしれない。
その時には、年寄りの繰り言として笑っていただければいい。
毎年、クリスマス当日までにやっておくルーティンがある。
その1 「ホームアローン」「ホームアローン2」「ダイハード」を見る。
この時期になると、クリスマスにちなんだ映画がたくさん配信されてくるが、この3作は外さない。
「ダイハード」がクリスマス映画と言えるかどうかは異論があるとは思うが、この時期になると見たくなる。
この3作を中心に、クリスマス映画を見まくる。
その2 「賢者の贈り物」、「クリスマス・キャロル」を読む。
「賢者の贈り物」はO・ヘンリーの、「クリスマス・キャロル」はチャールズ・ディケンズの名作。
もちろん内容も結末もわかっているが、この時期になると読み返す。
その3 クリスマスソングを聴きまくる。
家の中でも、外でも、車でも、とにかくクリスマスソングを聴きまくる。
最近は、Apple Musicなどのサブスクでもプレイリストを配信してくれるので便利。
ノリのいい曲になると、妻と2人で踊っている。
こうして、クリスマスまでに雰囲気を盛り上げて、イブや当日にはさぞかし盛大なパーテイーでも開くのかと思われるかもしれないが、それはない。
むしろ、当日はひっそりと暮らす。
食事も普通だ。
七面鳥もチキンもない。
ピザもない。
ワインもシャンパンもない。
せいぜい、ショートケーキを用意するくらいだ。
ツリーを飾ることもない。
玄関をリングでデコレーションしたりもない。
妻と2人のクリスマスは、こんなもので十分満足なのだ。
2人で雰囲気を盛り上げて、当日はみんなが楽しそうであればいい。
多分、これからも変わらないと思う。
たった2人の、何もないクリスマス、その日までの過ごし方だ。