【俳句】鞦韆 鳥雲に入る エイプリルフール

鞦韆の揺れつつひと日終わりけり

ふと通りかかった公園。
誰もいない公園でブランコがかすかに揺れている。
さっきまで子供たちが遊んでいたのだろうか。
ブランコの揺れたまま一日が終わる。

短編を読み終えて鳥雲に入る

春はふわふわとしてなかなか集中できない。
こんな時には長編よりも短編がいい。
短編小説をひとつ読み終えて顔を上げる。
渡り鳥だろうか。
雲間に消えていく。

エイプリルフールの空に翳りなし

今年の4月1日は晴天、しかも夏日。
こんな日を皮肉るような青空。
何が本当かわからない世の中。
まさかこの空もエイプリルフールでしたじゃないよね。

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