【俳句】青蜜柑 夜長 秋高し〜緑 萃生
悔ひなしと言へなくもなし青蜜柑
己が句の一語削りて夜長かな
秋高し抽選会の鉦の音
死ぬ時にはこの人生に満足して死にたい。
誰もが望むことだろう。
しかし、先人の話を聞いていると、なかなか難しそうだ。
むしろ、後悔することが走馬灯のように流れてくるとか。
満足などはいまさら望むべくもないが、せめて悔いなしと自分に言い聞かせる。
青蜜柑はそんなに好きではない。
蜜柑の好きな人は、店頭に並ぶとすぐに買ってきて、周りにも分けている。
断りきれずに口には入れるものの。
どうも、あの酸っぱいだけの果物のどこがいいのか。
今では、甘い青蜜柑も出ているのかもしれない。
青蜜柑が甘ければ、僕の人生も変わっていただろうか。