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俳句

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俳句を始めました。 ご指導よろしくお願いします。
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2023年1月の記事一覧

【俳句】白熊杯 俳句で参加いたします

【俳句】白熊杯 俳句で参加いたします

北風に帆を張るごとく顔上げて

寒雲に例えてみたき日を生きて

ことりともいわず新年そこにおり

一句目
段々と身体も心も弱くなっていく。
それでも、まだまだ生きていかなくてはならない。
思い出そう。
若い頃、障害物を踏み台のようにして成長していた頃の自分を。
さあ、北風に顔を上げて。

二句目
冬のどんよりと立ち込める雲。
それに例えたくなるような日々がある。
辛く、虚しく、やるせない日々。

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【俳句】隙間風 大寒 雪女

【俳句】隙間風 大寒 雪女

隙間風差し出すものもなかりけり

どこからか隙間風が入り込んでいる。
出ていって欲しければ何かよこせと言わんばかりに。
貧乏世帯に差し出すものもない。
どうぞ、ここでよければこのままで。

大寒や定年教師と犬の影

定年教師と犬が影を引きずるようにゆっくり歩いている。
その犬も恐らく老犬に違いない。
冬の底を慌てることもなく歩く。
今日は大寒だ。

首すじを撫でたるはさて雪女

ふっと首すじを冷た

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【俳句】日向ぼこ 小寒 風花

【俳句】日向ぼこ 小寒 風花

日向ぼこ神も仏も閻魔でも

風もない冬の穏やかな日の日向ぼっこ。
気持ちよくて、ついつい「しあわせー」と叫びそうになる。
もう、神も仏も、天国も地獄も、閻魔さまも、そんなことはどうでもよくなる。
よかったら閻魔さまもどうぞ。

小寒やオー・ヘンリーの短編集

寒の入り。
いよいよ寒くなっていく。
そんな日は、暖かくしてオー・ヘンリーの短編でも読み耽ってみよう。

風花を取り損ねては唇に

もう風花

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【俳句】二日

【俳句】二日

うたた寝の二日の午後の夢のこと

初夢がいつの夢のことをさすのか、諸説あるらしい。
元日の高揚から少し落ち着いた2日の午後。
うたた寝をした時の夢。
案外、こんな夢が鮮明だったりする。