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マー君
2023年1月8日 17:04
北風に帆を張るごとく顔上げて寒雲に例えてみたき日を生きてことりともいわず新年そこにおり一句目段々と身体も心も弱くなっていく。それでも、まだまだ生きていかなくてはならない。思い出そう。若い頃、障害物を踏み台のようにして成長していた頃の自分を。さあ、北風に顔を上げて。二句目冬のどんよりと立ち込める雲。それに例えたくなるような日々がある。辛く、虚しく、やるせない日々。で
2023年1月22日 17:13
隙間風差し出すものもなかりけりどこからか隙間風が入り込んでいる。出ていって欲しければ何かよこせと言わんばかりに。貧乏世帯に差し出すものもない。どうぞ、ここでよければこのままで。大寒や定年教師と犬の影定年教師と犬が影を引きずるようにゆっくり歩いている。その犬も恐らく老犬に違いない。冬の底を慌てることもなく歩く。今日は大寒だ。首すじを撫でたるはさて雪女ふっと首すじを冷た
2023年1月15日 17:16
日向ぼこ神も仏も閻魔でも風もない冬の穏やかな日の日向ぼっこ。気持ちよくて、ついつい「しあわせー」と叫びそうになる。もう、神も仏も、天国も地獄も、閻魔さまも、そんなことはどうでもよくなる。よかったら閻魔さまもどうぞ。小寒やオー・ヘンリーの短編集寒の入り。いよいよ寒くなっていく。そんな日は、暖かくしてオー・ヘンリーの短編でも読み耽ってみよう。風花を取り損ねては唇にもう風花
2023年1月3日 15:01
うたた寝の二日の午後の夢のこと初夢がいつの夢のことをさすのか、諸説あるらしい。元日の高揚から少し落ち着いた2日の午後。うたた寝をした時の夢。案外、こんな夢が鮮明だったりする。