#43「シズル ←広告業界認知率100%の言葉」
シズル
この言葉をご存知でしょうか?
注意)吉本興業東京本社所属のお笑いコンビ「しずる」ではございません
先日、ドミノ・ピザのTVCMが流れたときに、「このCM、シズル感すごいね!!」と私が口にしたときに、「シズル??何それ??」と妻がなりましたので、本noteにて説明させていただきます。
※当たり前に使っていた言葉でしたが、よくよく考えると、広告業界でしか使われていない言葉かもしれませんね。
シズルの語源
sizzle
動詞 自動詞
〈揚げ物などが〉シューシュー[ジュージュー]いう.
※Weblioより引用
つまり、
消費者の感覚を刺激して食欲や購買を喚起する手法
「シズル感が足りない!」、「いいシズル感ですね!」のような形で使われることが多いこの言葉。
では、いいシズル感とはどのような事か。少し紐解きます。
大事なことは5感を刺激すること
食欲や購買を喚起することが狙いとなりますので、いかに5感を刺激できるかがキーとなります。5感それぞれ事例を踏まえて記載させていただきます。
聴覚
美味しそうな唐揚げ。箸で持ち上げて口にした時に、、、ザク!ザクザク!
嗅覚
昼下がり歩く男性。ふと立ち止まりクンクンと何かを嗅ぎ、横を見ると、、、店前でかば焼きを焼く鰻屋さん!
触覚
厨房で中華鍋を振る店主。何を作っているかを見ると、、、ご飯一粒一粒が宙を舞うパラパラチャーハン!
味覚
目の前にせいろ。蓋を開けると、、、プワァ~~と湯気の中に美味しそうな小籠包!(アツアツ出来立て表現)
視覚
美味しそうなハンバーグ。箸で切ると、、、肉汁じゅわぁ~~~!
文字だけの事例となりましたが、「食べたい!食べたくなる!!」となりましたでしょうか。
映像にしたら、その食べたい欲が倍増するに違いございません。
上記は、あえて身近な食品周りの事例とさせていただきましたが、
シズル感は、食品だけに留まりません。
・キンキンに冷えたジョッキに注がれた生ビール!
・物干し竿から取り込み、ふわふわ肌触りのタオル!
・肌に塗るとすべすべボディークリーム!
・などなど
私が見たドミノピザは、視覚のシズル感が抜群だったことが伺えます。
*美味しそうなピザ。一枚持ち上げると、チーズが、、、とろ~~~り!
さぁお昼時。今日のランチは何を食べましょうか!