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山口洋子&佐久間象山を辿る旅
本日の休みは、半日かけて長野県内をドライブ旅してきました。今回の旅のテーマは、作詞家・作家の山口洋子(1937/5/10-2014/9/6)と幕末の思想家で維新の先覚者と言われる佐久間象山(文化8年2月28日-元治元年7月11日1811/3/22-1864/8/12)を巡る旅です。
私の好きなラジオ番組『yes! ~明日への便り~』で、彼らが特集された放送回(第383回 日常に光を探す =山口洋子、第385回 我が道を貫く=佐久間象山)を聴いて興味を惹かれ、ゆかりのある場所を訪ねてみたいと思いましたので、行動に移してみました。
戸倉上山田温泉
ラジオを聴いて、千曲市の戸倉上山田温泉郷に『山口洋子千曲川展示館』があることを知りました。当地は、彼女が作詞(作曲:猪俣公章、歌唱:五木ひろし)し、一番好きな楽曲と公言していた『千曲川』の歌碑が出来たことをきっかけに頻繁に訪れていたお気に入りの場所だったようです。彼女の死後、彼女の遺品を管理しているマネージャーから、遺品を借り受けて展示しているようです。
私の自宅から戸倉上山田温泉までは、一般道で山を越えて約1時間です。山道に雪が残っている懸念はあったものの、行ってみたいという思いが強く、通勤ラッシュの終わる9時半過ぎに家を出ました。途中、雪が残っていて危険な道もありましたが、何とか無事に辿り着きました。
戸倉上山田温泉は、温泉が多い長野県の中でも、行楽地として開湯から100年以上の歴史を誇る指折りの温泉郷です。展示館は、温泉の管理をする上山田温泉株式会社が管理運営していて、入館料も隣接している公衆浴場 湯元かめ乃湯の入湯券とセットで500円とお得です。
母親によれば、幼い頃の私は歌が好きで、おもちゃのマイクを握っては、机の上でよく歌っていたそうです。お気に入りは、五木ひろし『よこはま・たそがれ』(1971)、尾崎紀世彦『また逢う日まで』(1971)だったらしく、確かに今でも歌詞を覚えています。
『よこはま・たそがれ』は、山口氏の代表作の一つです。名詞の体言止めで構成される斬新な歌詞で、1971年のレコード大賞企画賞を受賞しています。立ち現れてくる名詞によってイメージが広がり、情景が脳裏に見事に浮かび上がり、登場人物に感情移入してしまいます。見事な出来栄えです。
観覧を終え、風呂に入ってから、千曲川の岸辺にある千曲川萬葉公園に出て川を眺めました。冬の千曲川も風情がありました。
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松代
温泉郷からは、国道18号線に出て、長野市方面を目指します。昼食には、道沿いに見つけた丸亀製麺で、明太玉子とじうどんの大盛(710円)を頂きました。私は、つるとんたんの明太玉子とじうどんが大好物なのですが、その半額くらいの価格で、このクオリティは素晴らしいものがあります。
目指す松代は、旧松代藩十万石として栄えた古都です。松本にやってきたばかりの2021年11月に一度訪れており、再訪になります。松代藩は、初代城主真田信之公以来、歴代真田氏が収めた藩で、佐久間象山は、幼き頃から頭脳明晰、運動神経抜群で、第8代当主の幸貫に重用されました。20代前半で江戸に留学して、当時の儒学の第一人者・佐藤一斎に師事し、そこでも才能を認められていました。
才能に恵まれ、『東洋の道徳、西洋の芸術』を実践して、多くの先駆的な業績を残したものの、自信過剰で傲岸不遜な態度を隠さない象山は、敵も多かったと言われています。それが今一つ、知名度や人気に欠ける理由なのかもしれません。ただ、私は興味深い人物だと思います。
松代に着いた時点で14:00を回っていたので、今回も真田秘宝館、真田屋敷、文武学校などの施設見学はパスし、象山神社と象山記念館だけを見学し、竹葉亭で、栗しる粉を頂いてから帰りました。
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