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上がったり、下がったりでいい
本日のテーマは、今現在が良い状態にあるとはいえず、運気が下がり傾向にある自分自身に対して言い聞かせるような話です。
『上がったものは下がるし、下がったものは上がる。』
『上がったものは下がるし、下がったものは上がる。』と言われます。人生の運気も相場もそういうものと考えてみます。
長期間のトレンドに伸ばして見れば、自分が現時点で上昇基調/下降基調なのかはわかります。しかしながら、1週間、1日、1時間、1分くらいの短期で見ると、運気は小刻みなピッチで上下運動を繰り返しています。
最高潮の波に乗っている時でも不調な瞬間はあるし、ドン底状態にある時でも光明が差す時間はあります。"好事魔多し"、"掃き溜めに鶴"といった古い格言もあります。
想定外…… それもまた生きる醍醐味
自分の人生が思った通りの上昇軌道を描かず、道半ばで頭打ちになって停滞することもあります。自分には落ち度がないのに、突然の環境変化で思いもよらなかった転落に見舞われることもあります。好調な時ほど謙虚に徹して緊張感を失わず、感謝の気持ちを持って過ごす方がよさそうです。
逆に絶望感しかないような辛い環境に置かれ、人生を諦めて放り出したい状況から、偶然上昇のきっかけを掴んで、一発逆転ホームランを打てる場合もごくまれにあります。不調な時でも、希望を捨てずにもがき続けて好転のチャンスを待つこと、思い切った転身を怖れないことが大切でしょう。
予定航路を飛べないものだ
飛行機は、目的地までの予定航路設定をして自動操縦ボタンをオンにしても、到着までにそのルート通りに飛ぶことは絶対にないそうです。狙ったルートに沿って飛んでいるように見えても、常に小刻みな修正を繰り返しながら航路を維持しているものらしいのです。
飛行機の運航では、決められた予定航路を守るよりも、乗客を安全に目的地に送り届けることの方が遥かに重要なミッションです。飛行中に起こる状況に応じて臨機応変にルート変更するのが当たり前なのだそうです。
人生も同じです。飛び立った後に何が待っているかを完璧に予想することは不可能です。飛び続けながら経験値を貯めていくしかありません。予期せぬトラブルに遭遇することを踏まえて、適切なタイミングで、適切に計画を修正する能力と動じない度胸を養っていくのです。
ではどうするか?
まあ、『深刻に考えても仕方がない』と思います。
その人に起こった出来事の原因や理由は全て後付けに過ぎず、他人の経験を完璧に再現することは絶対に不可能です。自分が出来るのは、自分と似たような境遇にある人の軌跡から使えそうな教訓を取り出して、実生活に活かしていくことくらいでしょうか。
偶然の幸運や強い精神力で勝ち続けられる人生もいいですが、致命的ではない失敗を重ねてもしぶとく生き抜いていく人生もまた味わい深い気がします。上がったり、下がったりを楽しみながら、落ち着くところに落ち着けばいいかと思います。
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