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『人生後半の戦略書』が今年のベスト本
”今年のベスト本” 企画に応募することにします。今年はあまり本を読んでいないものの、ベスト本を一冊選ぶならば躊躇なく、アーサー・C・ブルックス『人生後半の戦略書』(SB Creative2023)を選びます。
人生後半を愉しむために
私は2018年10月にnoteを開始する際、『人生後半戦を愉しむ』というテーマを掲げました。50代になったら、(外山滋比古先生に感化された)人生二毛作でいきたい…… 人生前半戦は、会社員という片道切符の電車に飛び乗り、ビジネスマンとして世界を舞台に仕事を自分なりに模索し、課題を懸命にこなした日々だったように思います。
人生後半戦を迎えたなあ……と自覚した時、自分が最も大切なものを自覚し、大切な人々を自覚し、本当にやりたいことを自問自答し、結果としてサラリーマンを卒業し、軽く休養を楽しんだ(結局二年、少しの期間ではなかった……)後は、個人事業主へと転身する生き方にシフトしました。
人生後半を真剣に生きるために
私は人生後半を、自分が主導権を握って歩き抜きたい、と考えています。それは、人生を真剣に生きる、という意味と同義だと思います。
真剣に……と言いながら、初志貫徹・真面目一辺倒で日々を暮らしたいという訳ではありません。緊張でガチガチになり、肩に力が入った状態で過ごしていると、肉体的にも、精神的にも疲れます。何事も度を過ぎると軋みがきて傷み、病みます。適度な力の入れ方が大事だと、今年ほど痛感した年はないです。
人生後半を慈しむために
そんなことを考えていたら、「人生後半を慈しむ」ということばが頭に浮かびました。これまで、”慈しむ”という表現はあまり使ってこなかったので、2024年は意識的に使ってみようかな、と思います。”愛でる”と同義語のような気もするものの、”慈しむ”の方が上品な響きがあるように私は感じます。
2024年のテーマの一つにします。
総括
以上の意味で本書は、これからの人生への素晴らしき助言とこのまま歩み続ける勇気をくれました。文句なしに今年のベスト本に推します。
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