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金曜日の随筆:一夫一妻制の価値観

また運命を動かしていく金曜日がやって来ました。2020年のWK9です。2020年は、インプットに比重を置いた生活をしていきます。

私は、知識の詰め込みが好きな頭でっかちで、行動が不足気味な人間です。自己啓発には、これまでもお金と時間をかけて散々取り組んできた割に実績がパッとしないこともよくわかっています。

次から次へと情報を追い掛け続けてもキリがなく、目的なき知識収集は、有意義な時間ではないのかもしれません。それでも、点が線に、線が面へと効果を発揮する時が来ると信じてもがき続ける毎日を送ります。

仕事に役立つ情報を発信するYouTubeチャンネルが人気(登録者数46.7万人)のマコなり社長のYouTubeもお世話になっている情報源の一つです。

そのコンテンツの一つで、最近ウォーキング中に聴いた(YouTubeをイヤホンで音源情報として利用しています。)『結婚相手は複数人で良い』を題材に、自分の学びを掘り下げてみたいと思います。

結婚制度(一夫一妻制)の常識を考える

「?」という印象を持ってしまいそうなタイトルですが、この動画でマコなり社長が本当に伝えたい内容は、どうやら『結婚相手は複数人で良い』ということではありません。

マコなり社長自身が、そういう考えであるらしいことは伺えるものの、本当に主張したかったのは、

● 単一の価値観に縛られず、多様な価値観を否定しない ➡相手を認める
● 自分の価値観をはっきりと伝える ➡嘘をつかない

ことだろうと思います。その例として、現在の日本の支配的な価値観であり、統治する為の社会制度としても確立している「一夫一妻制=モノガミー」を取り上げたということでしょう。

一夫一妻を基本とする結婚制度は、支配層によって人工的に作られて刷り込まれ、スタンダードとして確立した価値観です。生態系の中では、モノガミーを採用している生物は主流ではなく、主流派はポリアモリー(複数のパートナーと愛の関係を築く恋愛スタイル)であるという事実もあります。

であれば、人間界の中にも、パートナーを一人に固定することはナンセンスであると考えている人は、公言しないだけで、結構いそうです。

マコなり社長は、現時点での個人的価値観について、
● 結婚・恋愛=自分の孤独を癒すための手段にすぎない
● 自分が優先すべきもの=人の人生を変える機会を作る、に注力したい、
● 世間のイメージする幸せには全く興味がない、
と述べています。

では、私の価値観は?

私は妻と結婚して今年で20年になりますが、「結婚・恋愛=自分の孤独を癒すための手段にすぎない」という意見には同意します。違うのは、マコなり社長が、「だから不要」という価値観なのに対して、私は「だから必要」という価値観だということです。

妻と結婚した理由は、妻が唯一無二の運命の相手だったから、という大袈裟なものではありません。おそらく妻も違うでしょう。偶々お互い結婚を意識するタイミングで出会い、人間性とか価値観が許容できる相手だったから結婚した…… というのが真実だろうと思います。

結婚後は、一緒に生活していく中で語り合い、助け合いしながら、お互いを擦り合わせる努力を続けてきたつもりです。息子が産まれてからは、息子の幸せを念じ、家族三人が笑顔で過ごせる環境作りに注力してきました。それが結婚を決意した人の責任だと信じるからです。

一夫一妻制の価値観に縛られて生きている典型的な人間の一人だろうと思います。自由恋愛できたらいいなあ、という妄想が全くないわけではありませんが、その願望の優先順位はかなり低く、理性の発動で十分制御できるレベルです。

妻は私がそういう行動に走ったら、絶対に許さないでしょう。そのような破滅的な選択はしたくありません。妻と息子と三人で、他愛ない会話をしながら、時に旅行に行き、ストレスの極めて少ない毎日を送っていく方が、私にとっては遥かに優先順位が高い夢です。家族がいることが生きる糧になっています。

その生活の土台を確保した上で、自分の望む挑戦をやれたらいい。私の挑戦がうまくいかず、厳しい状況になったら、どんなに自分の意に沿わない形になっても、家庭生活を維持する為に自分を犠牲にする覚悟です。



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