読書日記まとめて11冊。永遠のひとりぼっち
冬に読んだ本たち。読んだ本をここに全部書いてるわけじゃない。読んでる途中の本も、途中で読むのをやめてしまった本もある。
毎年冬は読むのが楽しみでしかたないのだけれど、なぜか本が開けないことが多かった。ひとりで本に向かうには、重いと感じる時があったのはなぜだろう。それでも本の中の言葉に孤独を見つけては、それにハッとして大事に拾う。
だれもが永遠のひとりぼっち。
認めてわたしも、前に進もう。
※紹介している本の種類…順番がごちゃごちゃ。雑多なわたしのアタマの中です。
『老後の資金がありません』垣谷 美雨 (著)
「この本は温かくて優しい」そう解説の室井佑月さんが言われてる。
「幸せかどうかって、ようするに自分の考え方ひとつよね」
『カケラ』湊 かなえ (著)
周囲の目と自意識によって作られる評価の恐ろしさを描くミステリー。
湊さんの作品はいつも後味悪いけど、どこにでもある日常の中の恐ろしさを描く天才だと思う。
『「無」を知ることで得られる「最高のギフト」: この一冊で人生が180°変わる禁断の仕組みを完全網羅』清水 慈永 (著)
「無」を知る。この意味が分かれば、人生は180°変わっていく?
『「気づき」によって、あなたの人生をもっともっと楽しいものに変えていくでしょう』
『催眠』松岡 圭祐 (著)
『小説家になって億を稼ごう』という本を読んで作者の小説を読みたくなって読んだ。最新の科学技術を盛り込んで書き直した完全版。
『木曜日にはココアを』青山 美智子 (著)
短い12のおはなしがつながって、全体を彩る。
すべての登場人物とタイトルの色を書き出してみた。
青山さんの言葉選びが好き。
『CHANCE チャンス』犬飼ターボ (著)
「あなたはビジネスで成功したいのですか?それとも人生で成功したいのですか?」
成功のビジョンをイメージすること、これができればいいのかも。
『ポトスライムの舟』津村 記久子 (著)
働くことを肯定したくなる芥川賞受賞作。
ひきこもりが言うのもなんだけど、この本の登場人物は生真面目で優しくじぶんを忘れて働いて、かつてのじぶんを見てるようだった。
独特の文章が、今までに味わったことない読感を味わわせてくれた。
『慈雨』柚月 裕子 (著)
場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。芳醇たる味わいのミステリー。
こつこつと、そして丁寧に、言葉をみつける。
『脱ダラダラ習慣! 1日3分やめるノート』中島 美鈴 (著)
「1日3分、わずか4項目をたった1行書くだけでOK!「依存症」×「時間管理」の専門家が考案した悪習慣をやめる技術!」
そもそもわたしはお酒をやめたいと思ってるだろうかと、じぶんに問いながら読んだ。
『ドミノ』恩田 陸 (著)
見知らぬ人同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れていく。
27人の登場人物を書き分けるの、すごすぎ。
ラストはドミノが見事に倒れて、爽快!
『BUTTER』柚木麻子 (著)
実際の事件をもとに書かれた小説。
結論から言うと、何度も読みたい1冊になった。
なによりもバターが食べたくなった本……。
食べることは人生の醍醐味であり、その人の生き方なのかもしれない。