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あなたにとっての「本」は何ですか?(YouTube 東京の本屋さん ~街に本屋があるということ~)

最近、定期的に見るYouTubeチャンネルがある。
「東京の本屋さん ~街に本屋があるということ~」というチャンネル。


このチャンネルを企画運営しているのは、「東京都書店商業組合」。
東京都内の書店を代表する唯一の団体とのこと。


このチャンネル内で定期公開されている企画「木曜日は本曜日」。
毎週木曜日に公開されるこの動画。

ゲストが、自分の読む本や、本が自分の人生にどんな影響を与えたのか、自分にとっての本とはなにかについて語る。
ゲストも俳優、アナウンサー、芸人など幅広い。

本は好き、という人は多い。
ただ、なんで本が好きになったのか、本から受ける影響とは、といったテーマでじっくりと話を聞くことはそんなに多くないように思う。

自分も、「さあ本の魅力を語ってください!」と言われると、たぶんそんなに話せないと思う。
言語化するの苦手だし。

このYouTubeの企画では、ゲストが「自身」と「本」をつなげて語ってくれていて、本に触れるってそういう側面もあるよね、と毎回気づかされる。

とまあ、総論的な話はここまで。
この時期になんでこの内容のnoteを書いたかというと、直近の放送回がとても自分に響いたから。

ゲストは岸田奈美さん。
この方のnoteやTwitterはなかなかぶっ飛んでいて好きなので、楽しみにしながら視聴する。

動画で彼女にされた質問「岸田さんにとって本屋とは?」
これに対しての回答は「不安の森
その解説としてこんなことを言っている。

積みあがっていく本を見ると「自分って今こんなこと不安なんだ」とか「こんなこと辛いんだ」って思ってわかる。
読めばどこかに辿り着くかもしれないっていう希望を持っているので、いい意味で不安と出会える場所。


この言葉と考え方は素敵だなと思う。

本屋に行くと、自己啓発のコーナーは自分に圧をかけてくるように感じるし、社会情勢は自分の無知を嘲笑っているかのように感じてしまう。

そして、新書や古典文庫コーナーに行くと、これっていつかは読もうって思ってた本たちだよなぁと思い出し、なかなか実践できない自分への戒めを背負ったりもする(それは結構な質量をもって自分にのしかかってくる)

でも、それは裏を返せば、自分の苦手なことや自分を高める方法を知らずと自分で理解しているっていうことなんだ、と岸田さんの言葉を聞いて思う。

そんな言葉に後押しをされ、昨日本屋で読みたかった本を買ってくる。
本屋の売り上げに貢献できるし、自分の糧にもなるし、いいよね?

このYouTubeチャンネル、登録者はまだ1.5万人。

もっと世間に見つかれ!と一ファンとして願うばかり。

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