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二十四節気と12星座(サイン)の関係


占いの前に、暦あり

二十四節気は日本の暦で、四季を6つに分けて、春分・夏至・秋分・冬至など、季節を表す名前をつけたものです。
春秋戦国時代の中国が発祥で、日本に伝来しました。

春分・夏至などの二十四節気の日は、毎年、国立天文台が定めています。そうです、国立天文台です、国の機関です。

人類は、空の天体の動きを見て、暦を作りました。
暦の作成は、季節の変動、農業や産業にかかわるため、国家の安泰にとって欠かせませんでした。
例えば古代エジプトでは、恒星シリウスの位置から季節を判断し、ナイル川の氾濫時期を予測していました。

古代の天文学者は、国家の暦作成のために天体観測をしていましたが、天体の位置と戦争や災害などの時期、天体と神話を関連付けて、やがて占星術が発展していきます。

二十四節気と12星座(サイン)の関係

青山五行 日本古来の歳時記でみる、12星座の運勢

二十四節気では、太陽暦で、黄経0度を春分とします。西洋占星術(トロピカル方式)で、黄経0度の春分点を牡羊座0度とするのと同じです。
ただし実際の空では、太陽はおひつじ座にはありません。ここで扱う星座はサイン・宮の意味(英語でsign)で、実際の空の星座(constellation)とは別のものです。

上の図は東洋占星術仕様で、秋分スタートの時計回りになっていますが、
春分=♈牡羊座
夏至=♋蟹座
秋分=♎天秤座
冬至=♑山羊座
のように、二十四節気と12星座(サイン)が対応しています。

春分の時期生まれの牡羊座の人は春のスタートダッシュのエネルギーにあふれている、穀雨の時期生まれの牡牛座の人は穀物を育む恵みの雨で豊か、のように、時期と星座(サイン)の性質が合っていますね。

二十四節気では各星座(サイン)の時期を2つに分けて、立夏は牡牛座15度、立秋は獅子座15度、立冬は蠍座15度、立春は水瓶座15度に対応しています。これらは固定宮の15度で、その季節の盛りの日、ライオンズゲートなどのゲートが開くとされる特別な日です。

二十四節気と12星座(サイン)は、太陽暦による、季節や時期の分類だということがわかります。

実際の空とホロスコープをリンクさせるサイデリアル方式のメリットとデメリット

西洋占星術の12星座(サイン)が実際の空の星座(constellation)とずれるのが気になり、一致させるためにサイデリアル方式(インド占星術で使われる、春分点を移動させる方式)でホロスコープを出してみると、太陽の位置が約1か月ずれて、生まれた季節を無視することになり、(太陽星座で見る)性格や性質なども変わってきます。
季節や西洋占星術の概念と、実際の星空をリンクさせるよい方法はないものかと模索した結果、個人の性格は西洋占星術の太陽星座と、インド占星術の月星座(月宿ナクシャトラ)やアセンダントを合わせて見るとよいようです。
西洋占星術の太陽星座は、なりたい・こう見せたい目標の自分、インド占星術の月星座などは本質が出ます。
トランジットは、実際の空の天体の位置を考慮するインド占星術のほうが当たっているようです。

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