【物語ができるまで#2】取材しながら生きる
物語で少し長編を書きたいときなんかは、第5章くらいまで一気にアイディアが浮かんだと思えば、
「この感情のリアルな表現が書けない」とか、「こことここがうまくつながらない」とか「こう言う時って普通の人ならどうする?」とか行き詰まる時が多々あります。
そういう時は音楽の歌詞や古い文学とかからヒントを得ようともしますが、
むりやり想像だけの言葉でなんとか繋げてもなんか嘘っぽくてリアリティに欠けてしまうので、しょうがなく一旦保留にしておきます。
その保留にしてしまった部分を完成させるヒントは現実の世界にたくさん転がっています。
誰かのちょっとセンシティブな部分に触れた時や、言葉にしずらい沈黙の時間、通行人の会話、「そういえばなんであの時ああ言ったの?」の回答、人の口癖や仕草、誤解や噂話などなど…
日常の生活を過ごす中で色々なものに興味を持ってみると、
ピタ!とパズルのピースがはまったみたく物語が繋がっていく瞬間があります。
それはまたとないチャンスタイムなので忘れないうちにメモを残します。
そんなふうにしていたらどんな些細な事でも、色んなものが全部面白く見えてきて、メモが1日でいっぱいになってしまうんですよね。
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