《エデンの国が滅びるX-dayよりもずっと前のお話。ブラックエデン誕生にはこんな背景が…。》 悲しみを強さに変えられますように。 「エデン様に捧げます」「エデン様のお仕事」合わせてお楽しみ下さい♪
《エデンの国が滅びるX-dayよりもずっと前のお話。エデンを見たことがない国民は、「神頼み」をしていたが…。》 何事も、自分の努力と信念が未来を変える。 「エデン様に捧げます」「ブラックエデン様」合わせてお楽しみ下さい☆
《エデンの国はX-dayに国民全員が爆発する。「皆で楽になりましょう」と言うエデンを崇拝し、その時を待っていたが、しゅじん子は生き延びたいと切望した。果たして…。》 ・「エデン様に捧げます」 ・「エデン様のお仕事」 ・「ブラックエデン様」 --作品を考えた背景-- 外出自粛のリモートワーク中に上司のパワハラで心身共に蝕まれた人がいた。その人は、上司に「支配」されてしまったのだ。 それと、現代の若者は、宗教は危険なものというイメージを持っている。「異常な信仰心」「洗脳による
あらすじ 猪突猛進な弟、濱木桜真は大雪の降る成人式の日に失踪した。兄、望真は臆病なサラリーマンとなった。人と深く関わるのを避けていたが、白風真瑠の芯の強さに次第に惹かれ、交際が始まる。しかし、望真の実家へ挨拶に行った夜、真瑠は死の宣言をする。これは、「諦めたくないものを実現できる鍵」の「他者にバレたら十二時間以内に自分が死ぬ」という条件によるものだった。桜真は自身を捨てて、白風真瑠という人間になっていた。愛する人を救うため、望真は鍵を使う。後日婚約し、二人は濱木桜真の認定死
第1幕 1. 手のひらサイズの茶色いチワワは、初めて会った時からつぶらな瞳で何かを訴えていた。試しに抱きかかえるとチロチロと顔を舐められ、心を射抜かれた。この子だ、この子にもっと必要とされたい。他のペットショップも見てみようという提案にのったものの意思は変わらず、むしろあの子を他人にとられないかと不安が勝り、一軒目で即決した。 「ボーナス払いで」彼は進級祝いと称して、最高の贈り物をくれた。 「かしこまりました。少々お待ちください」 「ねえ、決めた!ロク。ロクにする」
「あと30分だよ。渦潮小さくなっちゃう」カーナビの到着予定時刻は、10分もオーバーしている。 「分かってる」 大迫力の鳴門の渦潮が見たい。 だが渦潮の出現する満潮のベストタイムには間に合わないかもしれない。 時速100〜110キロで追い越し車線を走行中。 ドライバーは彼。 iPhoneのBGMプレイリストは底をつき、お互い緊張により口数が減っている。 昼間の山道で通行止めにあたり、訳のわからない道をグルグルしたせいだ。レンタカーは最新のカーナビではなかった。格安プランだから
「和樹んちって、いつもこんな感じの朝ご飯なの?」洗濯物を干すお義母さんの目を盗んで尋ねた。 彼は頷き「母ちゃんは料理が趣味なんだよ」とトーストを頬張る。 トースト、目玉焼き、ヨーグルト、ベーコン、杏仁豆腐、なんという料理名か分からない温野菜…目の前に広がる『the朝食』の数々に心が落ち着かない。お花の添えた食卓、どれも可愛らしいこだわりのお皿。料理をしない母親の元で育っていた私は緊張した。結婚したら、毎朝これだけ用意しなければならない。 「杏仁豆腐は手作りなの」お義母さ