第2回「トラウマによる解離からの回復」研究会
2021年1月中ごろから「トラウマケア系研究会」という名前で研究会を作り、メンバーを募集しました。
この研究会はひとつのテキストを読んで終わりという形式ではなく「トラウマケア」というテーマで継続的にさまざまな本や論文を読んでいきます。
参加メンバーはトラウマケアやスキーマ療法や愛着問題に関心のある人を募りました。今回の課題図書である『トラウマによる解離からの回復』では、他分野交流をしたかったため、院生またはそれに準ずる有識者に声をかけてレジュメ担当してもらうことになりした。
この研究会は課題図書の購入が必須になりますが、途中からでも参加したい方は、下記の記事をご覧ください。
●説明書(随時更新)
●第1回に関する記事
●当日のレジュメ
●当日までに議論されて出てきた論点
①神経生物学的モデルをクライアントに説明するということについて
②神経生物学的モデルですべてのトラウマへの影響を説明することに限界がある?
③著者の治療モデルが「高機能」クライアント向けなのでは?という論点
④クライアントの症状とカウンセリングの手法のマッチング問題、どのような状態の人にどのような手法がよいのか
⑤(レジュメ論点)パーツアプローチ、神経生物学的モデル共に、「トラウマ記憶」自身の解釈を促すのではなく、症状に対応するすべを身に着けることを目標とする。
⑥「人格」「パーツ」「モード」の共通点と相違点、同じととらえるのか、異なるのか。
⑦モードアプローチとパーツアプローチの関係性。無秩序なパーツ問題。
⑧解離性同一性障害の人以外に「ハイジャック」という言葉は使えるのか(本書では使われている)
サポートありがとうございます。みなさんのサポートは、スキーマ療法や発達障害、当事者研究に関する書籍の購入やスキーマ療法の地方勉強会、ワークショップ開催などの費用に充てたいと思います。