「課題を分離」して考えるのと、「他人に期待しない」のとは違うよね。
友達からずっと借りていて読んでいなかった本。(あかんやん笑)
ふとね、ほんとふと、そろそろ読んでみよっかな。って思いだして読んでみたら、「今!読むべきタイミングだったな」と思えた本だった。
今だからこそ今まで経験してきた気づきや人間関係から、アドラーの思想が納得できて、ストンと落とし込めたところがいっぱいあった。
「嫌われる勇気」
人間関係の中で、この考え方が自然とできるようになったら見方も関わり方も考え方もかわっていくハズ。
自分で言うのもなんなんですが、私はわりと熱い人間で(笑)
" 向き合って話し合えばきっと分かり合える!!” みたいなところが若かりし頃は強かったんだけど(金八先生時代でもあるのでね…笑)、
ある時ね、
人間の感情って情熱や熱い想いだけではどーにもならない事ってあるんだなー…。っていうことがあって。
「どー考えてもそれは間違っている」って思って、相手の事を考えてみんなで一生懸命伝えても、通じ合えなくて…。結局は本人にしか決断できないし、正解かどうかも本人にしか判断できない。
そういう事が続いた時に、相手の想いを自分が背負い込んでしまいすぎてたところもあってすごく人間関係に疲れちゃった時期があったんですよね…。
こんなに一生懸命伝えたのにわかってもらえなかった…。「何でわかってくれないんだろう?」そう思って悲しかったり…。
「私が間違っているのかな?」って自己嫌悪になったり…。
そんなこんなで人間関係に疲れながらも「人」の事は好きなので、結局人の輪の中に気づいたらいてる私 (笑)
そんな中で、ほんとにいろんな「人」がいるんだなーと感じて。
1人1人ほんと考え方は様々で、タイプも様々。
分かり合えるタイプもいれば、一生わかり合えないタイプの人もいる (笑)
そしたらね、ある事に気づいたんです!!
「自分の常識」で判断してはいけない
今までは、それを自分の「常識」を基準にして「合ってる」か「間違ってるか」で判断してたんだな…と。だから腹も立つし、悲しくもなるし、好き嫌いも増える。
「課題の分離」
この本を読んで
1番の心に残っているのはこの言葉。
そう、「課題の分離」ができるかできないかでかなり心の余裕や心理的ストレスが減るなーと。
1人1人考え方も、常識の基準も違って当たり前。だからと言って私には関係ないし… と放っておくんじゃなくて、想いを伝えたっていいし、違うと思ったことは違うと伝えたっていい。
ただ「そこからは私の課題じゃなくて、その人自身の課題」だということ。
これって、頭ではわかっているけど、意外と気持ちが追いついていかない事の方が多くないですか?
でも、「誰の課題なのか」をしっかりと「分離」できたら、
これってわたしのせいなのかな?って落ち込む事もないし、
何でわかってくれないの?って腹をたてることもない。
「課題を分離」して考えるのと、「他人に期待しない」のとは違うよね。
気持ちを楽に生きるためには「他人には期待しない」ってよく聞くんです。期待するから腹も立つし、嫌いにもなると…。
だけどこの「他人には期待しない」って言葉、私は好きじゃないんです。なんか「期待しない」「期待されない」って悲しくないですか?笑
少し冷たく感じちゃって。割り切って過ごすみたいな…。
夫婦の関わり方とかでよく聞くよね(笑)
楽かもしれないけど、大切な人 (家族や両親・友達)に期待しないなんて寂しいじゃないですか!!笑
ただ若かりし頃とちがうのは、期待はするけど、その想いに相手が自分の理想通りに応えてくれるかどうかは期待しない。ということ。
「相手の課題をとらないこと」
ここほんと大切!
この本では、子どもの勉強を例にあげられていたけど、
・勉強するかどうか
・しなかったことで困るのは誰か
は子どもの問題であって、親の問題じゃないのでなぜ勉強しないと困るのかは伝えても、そこから勉強しなさい!と親が口うるさく言ってしまうと、
子どもの課題に勝手に親が口出して踏み込んでいるのと一緒。
私は両親共、細かくて口うるさいタイプだったのでこの気持ちが痛いほどよくわかる(笑)
勉強するにも自分のタイミングがあるし、言われれば言われるほどやる気もなくなってくる。だから自分の子どもにはほとんど口出しはしていません。
そしたら、自分で勉強する時間と遊ぶ時間、習い事のピアノを練習する時間、もうこれ以上やらないと自分が困るなというタイミングで自分で決めてやるようになってきたんですよね。
ただ、見守って、頼ってきたときは一緒にやってみよう!!って想いだけはいつも持っています。そしていつも伝えています。
子どもには意識できていたのに、大人にはできていなかった自分。
大人も子どもも一緒なんだよね。
これから「課題の分離」意識していこうと思います!!
1回読んだだけではこの世界はまだ理解しきれない部分もあるから、もう1度読んでみたいと思う作品だったな。
私はもともと本を読んでこなかったんだけど、
去年くらいから読みたい!!と思う時期が時々やってくる (笑)
その時にビビッ(古い!?)ときたものを読んでます。
本って、その時の自分に合ったものに惹かれる。
そんな気がする♡
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