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読書感想文

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辛口に書評しています。
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#東野圭吾

あなたが誰かを殺した 東野圭吾

東野圭吾の殺したシリーズ 殺したシリーズほぼ読んでいるはずだが コレって見たことないな?と調べたら去年出版だった これは読まなくては! と図書館に予約を入れ忘れたころに連絡が来るのが東野圭吾作品 長いと1年後くらいに連絡が来るので本当に忘れたころなのだ ご存じない方のために説明すると どちらかが彼女を殺した 私が彼を殺した という殺したというタイトルがある 今回も殺したとタイトルにあるので混乱したが念のため確認 さらに調べていくと 誰かが私を殺した なんてのもあったが、これ

虚ろな十字架 東野圭吾

9年前に読んだことなので細かい描写は忘れてしまっているが わたしの中で衝撃的なシーンばかりが頭の中に残っている 東野圭吾お得意の犯罪との向き合い方みたいなところを掘り下げている作品 「手紙」もいい作品だったがこちらも読者に考えさせる 罪を償う手段として死刑が最善なのか、それとも虚ろな十字架を背負い贖罪するのがいいことなのか 死刑のいいところは犯罪者はその後、人を殺せなくなるというようなセリフがあった 確かに殺すのがやめられない人には最善の刑である 個人的には死刑か贖罪かそ

希望の糸 東野圭吾

連続で図書館から圭吾たんが届いたと連絡 2日で読了。面白かった。 が、割と早い段階でオチまでなんとなくわかってしまい、 新たな登場人物が出てくると、この人はどういう関係なのか? と考えてしまうので、圭吾たんファンとしては伏線回収も早々とできてしまった トータルして盛り込みすぎでは? 加賀さんのいとこまで出てきて別のふたつの糸を平行線で進めていったり、 最後のほうは詰め込みすぎてちょっとこれは如何なもんかとまで思えた 流行りのLGBTQはやりすぎではないかとか むかしもそん

白鳥とコウモリ 東野圭吾

東野圭吾で小説が大好きになったといっても過言でないくらい 読み漁った。 ほぼほぼ全部読んでいるが最近は図書館で予約し忘れたころに連絡が入り読む。というくらい 相変わらず今回もあっという間に読了 最近の作品の中では一番面白かったかな。 冒頭にあっという間に犯人が逮捕され、その逮捕劇は過去の話に似たような殺人だが、全文の四分の一くらいで逮捕されてしまい、 その後どう展開していくのか?それが気になってしまい 読みふけってしまった なるほど、なるほど、 被害者家族と加害者家族、白

祈りの幕が下りる時 東野 圭吾

冒頭、ある女性が加賀さんのお母さんと分かった時の感動ったらなかったのに・・・ 思わず、はー!!!って声上げ、夫が何事かと振り返るくらいだったのに・・ 読了後は・・・う~ん、、、残念。という感想でした。わたくしは。 お話自体はすごくミステリーだし面白いんだけど。もうね、圭吾たんに関してはほぼ全てくらい読破してるのでねハードル上げ気味なのです。 女性演出家と父との関係はそれは流石に泣いたわよ。 12か所の橋の意味が解明したときはそりゃ泣くわ こんな人生もあるのかと。 こ