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「かれいひ」を作る(炒り米)

生米を炒って作るスナック兼保存食、炒り米を作ってみた。

ネット検索をして作り方を学び、いざ挑戦。

1・玄米1合とたっぷりの水を用意


米は升で計る派

特に水に分量の決まりはないようだが、ひたひたにできるくらいということらしいので、水に浸してみる。約40分。


1合の玄米をボウルに入れて


水を多めに入れる。この状態で40分。


2・ざるで水切り

米をざるにあけ、15分間放置する。水切り。



3・フライパンで空炒り

特に油などは引かずに、そのまま水切りした米を投入して中火で空炒りする。


まだ水分をたっぷり含んでいる。最近新調した宮島のへら。使いやすい。


4・焦げてきたら完成

水分が蒸発して、次第にパチパチとコメがハゼ始める。全ての米が透明から不透明に変わり、焦げがついてきたら完成。大体10分くらい空炒りしていた。


玄米でも焦げてくるのが見た目でわかるくらい炒る。


こっちは炒る前。明らかに色が違うのがわかる。


完成


このままポリポリとお菓子のように食べることもできるし、お湯をかけてふやかすこともできるらしい。まさに伊勢物語の東下り、かの有名な古典に一場面に出てくる「かれいひ」である。

「むかし、男ありけり。」から始まる話で、古文の教科書にも登場していた記憶があるのだが、今の子達の教科書にも出てくるのだろうか。

遠く離れている妻を思って読んだ句に対して「みなひと、かれいひの上に涙おとしてほとびにけり。」というフレーズで登場する、あの「かれいひ」。意外とというか、普通に、美味しいぞ「かれいひ」。癖になりそう。

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