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血糖値スパイクっぽい眠気と闘っている

ここ1年くらいの話。本当に疲労感がとんでもなくて、寝ても寝ても寝足りないと思っていた。老化なんだろうな、夏が暑いせいだな、などと色々な原因になりそうなことをそれらしく見繕っていたのだが、色々と調べていくうちに、もしや食べ物が原因なのではないだろうかというところに辿り着いた。

我が家は心筋梗塞の多い家系であると同時に糖尿病も多い家系でもある。ちなみに心筋梗塞と糖尿病を同時に患った人はいない。

どっちにしても、結構面倒な病なのであり私も気をつけなくてはと思ってはいるのだが、厄介なのは、全員が健康診断でなかなか発見されないうちに命の危険に晒されているということだ。おそらく何かしらの原因が前々からあったはずなのに、どうしても健康診断では見つけられない、ということなのだろう。

そんなわけで、検査結果がいくら良好でも、信用しすぎないようにしているのだが、ついに私にもその時が来たのかもしれないと思うのは、この尋常ならぬ眠気なのであった。

とにかく、横にならずにはいられない。そして横になったが最後、一瞬で気を失う。3時間くらい寝るとなんとか起きられるようになるのだが、それもどうにかこうにか体を引きずっておき上がるという具合だ。これでは何事も進まない。
検査結果は相変わらず良好で、ビタミン剤を処方されて終わるという、お金と時間を無駄にする話が続いている。

そこで夫が出張に行っている間、これは良いチャンスだと思い、自分で人体実験をしてみることにした。

まず、手作りのパンケーキを焼いて食べてみる。薄力粉、ベーキングパウダー、水を混ぜ、フライパンで焼く。甘さは食べる直前にアガヴェシロップをかける。

すると案の定眠くなり、昼間の時間をまるまる無駄にした。

次の日、久々にドイツの黒パン、プンパニッケルを買う。アボカド、トマト、キノコを焼いて、大豆ミートと一緒に、プンパニッケルを添えて食べる。
なんと、眠くない。

なんと、眠くないのだ。

ここで私は、疑いを確信に変えた。私の体には残念ながら血糖値スパイクが発生するようになってしまったらしい。ああ、もうしばらくは、美味しい小麦粉系の食べ物は控えねばならない。元々白い米は苦手で玄米を食べる人なので、そこは問題ないのだが、薄力粉を使えないとなると節約の面で結構苦しくなる。プンパニッケルは輸入品ということもあって値段もかなり高騰している。白い小麦粉を控えるとなるとパスタやうどん、小麦粉の配合が多いスーパーの安い蕎麦もあまり食べられなくなる。
大好きなクッキーもスコーンもお預けである。
なんてこった。
ドーナツもバウムクーヘンもピッツアも、みーんな白い小麦粉ではないか。
なんてこった。

しかし糖尿病としっかり診断がつくようになってしまった親戚たちがどんな大変なその後を過ごしているかは見てきたので、そうなる前に手を打たねばならない。

そもそも食べることにあまり興味がない私なのだが、食べたいなと思う時はたまにはあって、そんな時こそ心から好きなものを食べたいと思っていた。
しかし心から好きなものは、概ね食べちゃダメそうなものになったわけである。

うーん、面倒くさい。
食べ物がますます面倒になった。

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MariKusu
温かいサポートに感謝いたします。身近な人に「一般的な考えではない」と言われても自分の心を信じられるようになりたくて書き続けている気がします。文章がお互いの前進する勇気になれば嬉しいです。