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Mellowing Coke日誌、選択肢があるということ、もろもろ。

今週もMellowing Coke更新!

ゲストに女子校出身者(一人共学)を招いて「女子校と共学校」について
前編・後編おしゃべりしています。
ちなみに私は、女子校→共学→女子大に通っていましたので、両方の環境を経験しました。

前編はコチラ↓

前編は「どうして女子校or共学校選んだの」ということをメインに話しています。
女子校出身者に共通していた動機としては「親のすすめ」があったということ。
共学校出身者は両者共に公立という選択肢だったら、「女子校」の選択肢はなかったということでした。
確かに、地方だとまだ公立の女子校も残っているところはあるけれど、
都市部に近いところはどんどん統合されてしまってなくなっていますよね。
女子校の良さっていうのは、男子の「からかい」の目がないためにのびのびできる環境かなーっと思います。また、「女子」というカテゴリに囚われずにいろんなことにも挑戦できたり、学校側が律した人間になろうという
ポリシーを掲げてたりしてるなぁとゲストの話を聞いて思いました。
あともちろん、女子だけという環境なワケなので、男子との関りがないが
普段ないためか「男友達」という存在は、新鮮という話も印象的でした。
私は幼稚園のころから思えば、男の子とも遊ぶし、女の子とも遊ぶしという子だったので、あんまり影響ないっちゃーないのかもしれない。笑
まぁでも多少そうだな、10代の時は何気なく男子に言われたひとことに
傷ついたこともあるか・・・
でもまぁ、共学校を選んだゲストの1人が「逆に女子が苦手だった」ということもあるし、それぞれに合う合わないもあるというのもあるね・・・
ただ、自分が仮に娘を育てるということがあったら「女子校」という選択肢はめちゃくちゃ視野に入れてて、それは日本のジェンダー観がいまいち過ぎるから・・・!!!

そして先ほど配信した後編↓

後編はより、私たちのテーマである「ジェンダーと性」に関することに
ついて。
まずは性教育。
女子校組はめちゃくちゃ詳しくやる一方で共学校組は教科書でサラーっとくらいだよ・・・と。私の方はこちらでたっぷり語っていますので、気になる方はどうぞ。
ちなみにこれは余談なんですが、私がカナダで受けた性教育は
「国際セクシュアリティガイダンス」いわゆる包括的性教育ができる前のことだったを最近知りました・・・!
次に生徒会等のリーダー決めについて。
女子校は当然女子だけの運営になる一方で、共学校組は「めんどくさいから男子にやらせてしまう」という傾向があるということ。
あと、「誰がやるんだー」って空気になったときに男子が手をあげる率が高いとか・・・あとは校風次第なのかな・・・なんてことを。
ちなみに私が卒業した高校の生徒会の決め方は立候補方式でも推薦でもないんですが、さらにに補足すると、放送では5人と人数を言及しましたが、
男女それぞれ5人選ぶ・・・つまり、クオーター制的なことが採用されいました!また票数と成績や校内での活動を考慮して先生たちが決めます。
そういう中でたまに「あの子、ぱっとしないのになんでなれたの?」みたいな声は上がるわけですが、「彼女のお姉ちゃんが生徒会だったから」とか
「有権者の子ども」という理由もあがったりしてめちゃくちゃ
政治的なんです。。。
ただ、日本の学校の状況をみると生徒会に男女比率偏りがあるなーって感じなので、同数にするっていうアイデアは私はいいかと・・・
まぁこれはリアル政治にも言いたいことですが・・・・
そもそもいろんな人が存在しているのが当たり前の社会であるのに、偏りがあったらアカンと思うのです!!
なのでまずは男女比率を同率にするクオーター制から!ということです。

後編の最後には、「女子校(男子校)の入学要件」について軽く話し合いました。昨今、女子大のトランス女性の受け入れが始まっています。
放送では「何をもって女性なのだろうか」や「どうして女子大にこだわるのだろう」なんて話になったのですが、収録後、私はふだんXで交流のある
トランス女性の方に「いち当事者として女子校(男子校)の受け入れについてどう思いますか」と聞いてみました。
そして、彼女からの返答は「そこに選択肢の自由が保証されているかどうか」というものでした。
何かと「女性であること」を考えてしまったりしてましたが、そうじゃない
「根本的にライフスタイルに選択肢があること」、「選択する自由があること」が頭から抜け落ちていました。
シスジェンダーは確かに「共学or女子校(男子校)」を選べる状態でどちらか行きたいほうを選ぶことができますが、それがトランスジェンダー現状できません。
されど「選択肢」と感じる方もいるかと思いますが、「選択肢があること」は自己肯定感やいかに自分が尊重されているかと実感できるものだと思います。
また今日たまたまこんな記事を発見!
女子大にトランスジェンダー女性も受け入れ、じわり広がる 日本女子大も津田塾大も:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
実際にお茶の水大がトランス女性を受け入れることになった経緯なども当時学長の方が答えています。
生物学の視点からも多様な性の在り方について説明も行ったそうで、
ただ感情に訴えてるだけでなく、科学的視点も交えてるところが素敵でした。それと「トランスジェンダーを受け入れるなら共学にすれば」という声もあったのですが、それについても・・・

社会が女性を男性と同等に認めていない現状があり、共学化は少数者受け入れとは次元の違う問題だ。いろいろな性の存在が当たり前になり「女性だから」という差別もなくなれば、その時には女子大も不要になるかもしれない。

東京新聞

ちょっと前に実際にトランス女性であるみくさんと話した回と重なるところがありますが、そもそもまだ男女差別があるからこそってところはあるなって感じますので、「共学化」っていうのは違うのかなと思います。
ただほんとうに男女が平等になった時に女子校(男子校)は不要になるのかもしれないし、また新たな存在意義も生まれるかもしれないし・・・いずれにせよ、いろんな人がいろんな「選択」をできる社会・・・希望!!!

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