そして、草原は田んぼになった
「最近、田んぼやっているらしいね」って言われることが増えてきました。そう、昨年から休耕地を田んぼにするプロジェクトに参加しています。こんなプロジェクトです(今年度の募集は終了しました)↓
なぜ、参加したのか?については、こんな記事を書きました↓
で、今年は一反(300坪)増やしましょうということになり、地元で有機農業を営む傍ら、稲作を教えてくれるイソップさんが、近隣の田んぼを借りてくれたんです。
そして、今年の稲作プロジェクト初日がやってきました!昨年も畔づくりからやりましたからね、今日も泥まみれになることを覚悟して集合。これまたプロジェクトリーダーのえはらっちが、新しい田んぼに案内してくれます。
「わー、今の田んぼの近くじゃないですか、めっちゃ便利~!」などと言いながら、えはらっちの指先を眺める、、、
え、ここ?・・・ただの草原じゃない?本当にここです??(一同再確認)
「あ、はいココです!。昔、田んぼだったところです!」
「・・・」
そうだよね、”生きる力を育むプロジェクト”なんだ、そんな簡単に与えてもらったらおかしいじゃん。と思いなおし、スコップを担ぎ、元田んぼを、今田んぼにすべく耕すことに。
まずは、古い水路から水が染み出てぬかるんでいる所があるので、水はけを良くするための改良にとりかかります。だけど、長らく使われていなかった草原の土には根がはびこって土が固くクワが入らない。まず、スコップで四角く切り込みを入れてから、クワで掘り起こす・・・
「一度やめたら、急には始められないのよね、小さくても地味でも、続けるって大事だわ~」などと、人生に重ね合わせながら、
掘り起こす掘り起こす掘り起こす掘り起こす。
果てしなく続く土木作業にめまいがしてきたころ、イソップさんがトラクターを持ってきてくれました。「そうだよね、これ全部手作業ってことは、さすがにないよね」とホッとしたのもつかの間、沼化していたところに、トラクターがはまって動けなくなるという事件が!
四苦八苦しながらみんなでレスキューしたり、近くの竹藪から竹を切ってきて水の通り道として土中に埋めたり、大きな重機が入らないので小さな耕運機を試してみたり、、、
手をかけること数日、一度は諦めそうになりながら、ついに元田んぼに水が溜まった!みんなの力で田んぼになったよ。
たぶんね…
(何が起きるかわからないから、たぶんと言っておく)
さて、順調に行けば来週は田植えです。ここには重機がはいれないので手植えで、イソップさんが手塩にかけて育ててくれた苗を植えていきます。みんなの奮闘の結果、ここまで来たよ!とてもじゃないけど、これは一人ではできなかったな。昔の人すごい、農家さんすごい。
*作業の記録はこちらのマガジンをお読みください!
そんなこんなで、また田んぼの一年が始まりました。農ある暮らしからの学びをちょこちょこ記録していきます!