「情報アクセシビリティ対応」のライター講座を受講してみませんか?|2024.夏至・菖蒲華
情報アクセシビリティ対応の講座を受けて、ライターデビューしてみませんか
前回のnoteで、わたしの受け入れ団体である一般社団法人はれとこで「情報アクセシビリティ対応」がスタートしたことを紹介した。
情報アクセシビリティ対応は「障がいのあるなしに関わらず」すべて手の人が情報にアクセスするための整備なので、聴覚障がいに関わらず他の障がい種の方はもちろんのこと、子育て中だから好きな時に好きな場所で受講したい方や、加齢で目が見えにくくなったり耳がきこえにくくなったりした人も対象だと、わたしは認識している。
例えば、視覚障がいや肢体不自由・病弱や子育て中など移動に困難のある人はアーカイブ動画で受講できるし、視覚情報よりも音情報が優位な視覚障がい者や発達障がい者の方は字幕やPPTのワードテキストデータをスクリーンリーディングできる。
わたしたちが想定している以上に「合理的配慮」は個別性の強いものだと思うので、お問い合わせフォームで事前に相談ができるようなシステムにしてみた。
今のところ個別の相談はまだ受けていないのだけれども、お耳の仲間から「全動画に字幕が付いていて、しかも無料なら受講してみようかな」と前向きな連絡をいただいていて、ほっこり。当事者のライター仲間ができたら、うれしいなぁ。
〇倉敷市民レポーター教室
一般社団法人はれとこで展開している市民レポーター育成事業は、倉敷市民(高梁川流域圏)を対象とした「倉敷市民レポーター教室」。
こちらは、倉敷市の補助金を受けて開催している講座ということもあり無料。しかも、全講座が3回のオンラインで完結するので、気軽に受講できてしまう。
倉敷市内のイベントを、市民の声で告知したりレポートしたりしていくことを大切にしているので、市民レポーターは記事のフォーマットも用意してあるので初心者でも安心。ちなみに、わたしも倉敷とことこで約半年ライターをして40本以上の記事を投稿しているけれども、イベントの参加レポートは未だにこのフォーマットを重宝している。すごく書きやすい。
わたしが市民レポーターとして投稿した記事は、Kurashiki Christmas Market 2023の参加レポート。
レポート対象が倉敷市内のイベントに限られてはしまうのだけれども、講座自体は世界中どこからでも無料で受講可能なので(通信費はかかるけれども)気になる方はぜひ受講してみてください。
そして、情報アクセシビリティ面の感想や「こんな方法もあるんじゃない?」というご意見などなどをいただけると、これからのブラッシュアップの参考になるので、ぜひお願いします!
〇高梁川流域ライター塾
一般社団法人はれとこで展開している市民ライター育成事業は、「高梁川流域ライター塾」。
こちらは、会場での受講も可能。ただし、会場はすべて倉敷市内なので、倉敷市外の方はオンラインでの受講がおすすめ。わたしも昨年度、東京からオンラインでこの講座を受講して、今現在倉敷とことこでライター活動をしている。
こちらは有料の講座だけれども、ライターの仕事のイロハを学べて自分の文章をプロの編集者に編集してもらえる講座をこのお値段で受講できるのは、破格だと思う。修了後は、倉敷とことこ・備後とことこ・Yahoo!エキスパートなどでの活動を、講師陣が伴走してくれる、なかなかきめ細やかなサービス付き。
もちろん、今年度からはこちらも情報アクセシビリティ対応がスタートするので「こんな配慮受けられるかしら?」というご相談は気軽にこちらまでご連絡ください!
〇情報アクセシビリティ対応開始までのよもやま話
この「情報アクセシビリティ対応に取り組もう!」は、受け入れ団体側から「一緒に取り組みませんか?」とお声がけしてもらってスタートしたもの。だから、一般社団法人はれとこは、本当に真摯にこの「情報アクセシビリティ対応」に取り組もうという意思のある団体だと思っている。
倉敷市の地域おこし協力隊になったのだって「倉敷とことこが受け入れ団体だから」出願した。それくらい、わたしは自分の受け入れ団体がここでよかった~と心から思っている。
今回のページを作るにあたっても、最初はチラシにある【情報保障あり】くらいの記載でいいんじゃないかという話だったけれども。わたしが
・今年度から新しく始まる取り組みであること
・特にお耳の仲間は日本語の文章だけでなく動画で説明された方がより「自分たちへ向けられた情報」と思ってくれるだろう
・「合理的配慮」は個別性が高いので問い合わせフォームが欲しい
と要望して、情報アクセシビリティ対応としてひとつのページを作ってもらうことになった。
チラシも、完成間際に「この色味じゃ、弱視の人が見にくいかも」と急遽変更してもらったり……。
わたしはデザインやシステムの知識が全然ないので、自分の言っていることがどこまで無茶ぶりなのかきっと分かっていなかったけれども「当事者が必要というなら対応しないとね」と付き合ってくださった中の人たちには感謝でいっぱい。
おかげで、胸を張って「わたしが情報アクセシビリティ対応」監修をしています。みんな、問い合わせてね」と言えるようになった。
わたし自身、情報アクセシビリティ対応をしてもらえなかったことで本当は学びたかったことが学べなかった経験は何度もしてきているし、情報アクセシビリティ対応をしてくれるかどうか分からないからと最初から問い合わせずに諦めてしまった事例がたくさんある。
だから、そんなわたしが関わる市民レポーター教室や高梁川流域ライター塾では、同じように「わたしには無理か」と最初からあきらめる人が一人で絵も減ってほしいし、もっと気軽に「わたしもやってみようかな」と思ってくれる人が増えてほしい。そんなきっかけのひとつになりますように!と願いながら、完成したチラシを配り歩いている今日この頃。
菖蒲華(あやめはなさく)
あっという間に6月も最終週を迎えてしまった。
6月は雨が降るからお家にこもろうと思って外出予定をセーブしていたのだけれども、思っていた以上に雨が降らなかったので、ただの引きこもりになってしまった。
どうやら明日から雨が続くらしいのだけれども、ここ最近の感触では「降水確率50%」の日はほぼ確実に降らない。60%を超えると怪しくなってくる。明日は降水確率45%と書いてあるので、きっと雨は降らないんだろうなと思っている、そんな6月末の金曜日。
そうそう。5月の末に高石真梨子の2024下半期BUCKET LIST50なるものを発表したので、今日はこの達成状況の報告を。
12/50を達成。
自分のやりたいことを明文化したおかげで「これは、わたしのやりたい活動だな」「これは、わたしが取材したい分野だな」という感覚がはっきりとしてきたので、ちょっとしんどくても頑張ろうと思える。
ゆるゆると、でも着実に一歩ずつ歩みを進めてきたことが確認できるのでこれからも月末や月初めに、前月の振り返りをしていこうっと。