
「大丈夫」じゃない問題の乗り越え方
こんにちは、もちまるです。
突然ですが、「大丈夫、大丈夫です!」と言ってはいるが「大丈夫」じゃないときって自他ともに多くないですか😂😂
うそうそ、絶対に「大丈夫」じゃないよね?
とむしろ焦るとき、結構遭遇します😂
こういった場面において、大丈夫と発した本人さんは何かをもやもやと考えてるんだろうなーとか、状況に不満を持っているんじゃないかなーとか色々考えてしまいます🤔
というわけで、本日は「大丈夫といいつつ大丈夫じゃない問題」に蓋をせず、自分や相手に向き合ってみるためのコミュニケーションルールを設定したよというお話を、実際に起きた事例をご紹介しながら書いてみます。
ご支援先でのひとこま
「大丈夫です~。。。」と言いがちな方とのセッションがありました。
その場にいたのは、私・その方・その方の上長にあたる方の3名です🧑🤝🧑🧍
私が「絶対大丈夫じゃないでしょ!!!」と、ついノリ突っ込みを入れたのをきっかけに話が深まり、過去の私と重なる部分が見つかりました。
結局、その場はこれを乗り越えるために関係者間のコミュニケーションルールを決めて終了しました。
結論は記事の最後の方に記載しています。先に私がその場でお話した、過去の自分の経験を書き出します。
自分の場合を思い出してみる
自分が「大丈夫」じゃないのに「大丈夫」と言ってしまっていた場面を思い出してみます。
娘が2歳くらいまでの、お母さん初心者マークの頃です👩👦
当時の私は、自分の時間の取り方や言葉の通じない子供との向き合い方が分からず、困っていました。
今思えば、当時の自分は「困っている」と自覚はしておらず、「私は頑張ってるのにどうして」という言語化出来ない歯がゆさを持っていたように思います。
私はそんな歯がゆさを隠すために、「大丈夫」と言っていました。
それはなぜか?と考えてみます。
出産前、仕事で成果を出し、顧客にも社内の方々にもたくさん頼ってもらい、自然と自分が他者にアドバイスをする側に回っていました。
そんな自分が、子供を産んだ瞬間から変化してしまったのです。
・子供の不規則な要請により、自分自身の時間管理が出来ない
・小さな子供との言葉も通じない
・夜泣き対応で2時間おきに起こされ、熟睡出来ない
・子供が寝てる間、ちょっとでも反応がないと、息してるか?と不安でいっぱいで目が覚めてしまう
・自分のご飯をいつ食べればよいのか分からない。まともに着席して食べられない
などなど😂
とにかく分からないことと不安なことしかなくなってしまい、仕事をしていたときとの差分に自己嫌悪を抱いていました⚡⚡
それでつらそうな表情をしているところに、主人やたまに会う実の母親に「大丈夫?」と声をかけられると、つい「大丈夫!!!」と返事してしまう。まさに絶対違うでしょ、とその場の全員が突っ込みたくなるやつです。笑
うまくいかない自分に向き合うのが怖い
私は、過去の自分の強さ、かっこよさ(これすら周囲の人に温かく支えられて成立していただけなのですが。。。笑)を否定したくなかったのだと思います😂
うまくいかない自分に向き合うことが出来ず、「大丈夫」と言わないと自分が壊れる気がして不安でいっぱいで、必至に背伸びして「大丈夫」と言っていました。冷静に書き出すと笑えてしまうのですが、渦中の自分は必至なのです。笑
解決方法
途中端折りますが、結局こりゃだめだ精神衛生上悪い!と開き直って、解決に向けて動き出したのですが、その時に取り組んだ方法は以下2つです。
✅❶分からない自分を認める:分からないことは分からないと認め、自分で納得できるまで調べて試しまくる
✅❷大丈夫発言禁止:主人に対して、「大丈夫」と返すことを自ら禁止して自分の困りごと/やりたいことを言語化して伝える
特に❷について補足します。
かっこつけて「大丈夫」と言わず、そうじゃない本心を伝えると決めました。例えば、「大丈夫」ではなく、以下のような具体的な発言をするということです。
✅「いま、子供が具合悪いが、自分も家事や仕事が多くて困ってる。助けて欲しい」
✅「たまにはお風呂に1時間、ゆっくり入りたい」
✅「子供がずっと後追いしてきて、トイレも行けずしんどい」
✅「ひとりになれる瞬間がなくてつらい。1週間で3時間くらいはひとりで外に出たい」
✅「たまには19時頃には帰ってきて家事育児を手伝ってほしい」
書き出してみたら何のことはない、正直に自分の考えや気持ちを伝え、「出来るor出来ない」を一緒に考えたら良いだけなのですが📝
しかし、当時の私はこんな弱音を吐くのはダメなんじゃないか、母親としてダメなんじゃないかと勝手に思い込んでいました。
出産前までの自分らしさらしきものと比較して、勝手にドツボに嵌ってただけなのですが。。🥲
こうした動きをきっかけに、主人とのコミュニケーションも変わっていきました。もやもやーーとごまかされていた「大丈夫じゃない」箇所の具体性が出たので、もやつき解決のための道筋がお互いに見えた感じでしょうか💡
大丈夫じゃないのに言ってしまうことへの気づき
話を冒頭のセッションに戻します。
上記した私のエピソードお伝えしながら「大丈夫」をつい言いがちなのはなぜだろう?を考えていくと、上記した私と同じような状況になっていました。
その方はここ数年のキャリア上、「人からアドバイスを受ける」ことがほとんどなくなっていました。そのため、「人に質問をするのはカッコ悪い」というプライドが形成されていたのかもしれないと振り返りをされていました。
具体的には、成果を出すために他者からアドバイスを受けても、それをすぐに理解出来ない自分がいるが、そんな自分を認めたくない。その困った状況を悟られないために「大丈夫」だと、つい発言してしまう😂
このままだと顧客へ提供するサービスや、所属する組織への影響として良くないとは思いつつ、過去の自分らしさが邪魔をしてしまっている自分に気付けたとのことです💡
「大丈夫」と言わないコミュニケーションルール
その方はこの状況を乗り越えたいという気持ちをお持ちでしたので、その場にいる3人である種ゲーム感覚のノリで、以下のようなルールを設定しました🎮🎲
【コミュニケーションルール】
✅本人:「大丈夫」と言わない。代わりに、「分からなくなった箇所からもう一度説明して欲しい」と伝える。
✅周囲の人(特に直属上長):もし大丈夫と言われたら「大丈夫じゃなくない?」と突っ込む
✅このゲームのゴール:「分からない」と言いすぎて逆に突っ込みが入ること。笑
→突っ込まれ始めたら、いっしょに振り返りをする。
その際には、例え分からなかったとしても自分で一度時間をかけて考えた方が良い事項や、場面を定める(チューニングするっていう表現にしました)
おわりに
しばらくして状況をお伺いするのが楽しみですねー!😊
と話しながらその場は終了しました。
という感じで、今日は「大丈夫といいつつ大丈夫じゃない問題」に蓋をせず、自分や相手に向き合ってみるためのコミュニケーションルールを設定したよという話でした。
同じようなお題での皆さんの事例など聞けると嬉しいです!