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「徳ある人とは」(リーダーに贈る「必勝の戦略」解説⑫)

この記事に目を通して下さり、本当にありがとうございます!

私の記事では、大川隆法先生累計3500回の法話3100冊以上の著書から、おすすめポイントを紹介しています。

新たな試みとして、大川隆法先生の書籍「リーダーに贈る『必勝の戦略』」のポイント解説に挑戦していこうと思います🌷

少しずつ進めていく予定ですが、皆様どうか温かくお見守りください。



「リーダーに贈る必勝の戦略」


職場をはじめ、さまざまな場面で、高度なリーダーシップが求められる現代。

本書では、リーダーシップを革新し続けるポイントが示されます。

  • フォロワーを惹きつける資質

  • リーダーシップ不足の意外な原因

  • 勝ち続ける組織を作り上げる考え方

著者が実戦で使い込んだ、成果を生み続けるための13の指針が、あなたを夢の実現にグッと近づけるでしょう。

リーダー論として、経営者にも、そして主体的に活動をしているすべての皆様におすすめの内容となっています。

それでは、今回は、第1部第5章「公平無私と与える愛」の3つ目のポイント「徳ある人とはをご紹介させていただきます🌷



「徳ある人とは」

・心の世界を知らずして、リーダーとなることなかれ

いま、日本は、国の隅から隅まで株式会社で満ちています。

そして、それは、それなりに繁栄の姿を表しているように思います。

しかしながら、この株式会社という制度は、現代の社会に非常に適合しやすい制度ではありますが、「心」がありません。

これが最大の欠点です。

「心」という言葉が分かりにくいならば、「精神」と言っても、「マインド」と言ってもよいでしょう。

すなわち中身です。

日本には「株式会社」という制度が満ち溢れていますが、「事業内容」の定款があっても、「どういったマインドでその企業が進んでいくか」の定義が明確にはない部分が、一つの問題であると言われています。

(もちろん、明確な精神的スローガンを持たれている優良企業もあります。)


それぞれの企業の定款には、「こういう事業をする」ということが書いてあります。

そして、その目的は「利益の追求」ということになっているかもしれません。

利益の追求は結構ですが、それは何のためにするのでしょうか。

その利益追求をする人々の心のなかに去来しているものは何なのでしょうか。

その会社として、いったい何を目的とし、求めているかを、問うたことがあるのでしょうか。

「会社には事業目的があり、それは利益の追求である」、そういった入社ガイダンスが新入社員に対してはあるかもしれません。

それはそれで結構です。

ただ、そうした利潤、利益と言われるものは、本来、価値中立的なものであることを知らねばなりません。

それそのものは善でも悪でもありません。

それを使う人の心、動機、そして、その結果において、善悪は決まるものなのです。

それを知らずに、お金だけをいくら貯めたところで、何にもならないのです。

企業というのは、基本的には「利益の追求」をしていきます。

利益の追求自体は悪い事ではなく、お金も価値中立のもの。

それだからこそ、「何のために利益を追求するのか」をしっかりと落とし込んでおくことが大切ではないでしょうか。

悪徳商法でお金を稼ぐようなことはめったにないにしても、自分達の企業がお金儲けさえできればいい、という考え方であれば、「心なき経営」となってしまいます。

できれば、自分達が利益を得るためだけでなく、その事業を通して、人々が幸せになるような活動になっていきたいものですね。


特に大事なのは、会社を率いる人、リーダーの心構えです。

これからのリーダーは、心というものや心の世界を知らずして、リーダーたることは許されません。

いまだかつて心の修行なるものをしたことがない者は、ただちに管理職から退け」、そう私は言いたいのです。

管理職に必要なのは技能だけではありません。

もちろん、「仕事ができる」ということ自体も、他の人への愛であることもあるでしょう。

多くの共同体への奉仕になることもあるでしょう。

しかし、その多くは、みずからが報酬や成果、評価を得るためにしてきたことであり、動機において、みずからを利する方向に傾いているならば、やはり、心は不在であると言わざるをえないのです。

「心の修行をしたことがない人」は、リーダーになる資格はない。

大変厳しい言葉です。

ただ、リーダーとは、部下やその家族を含む多くの人々の人生を預かっている人と言っても過言ではありません。

それゆえ、自分の利益だけを考える、利己的なタイプはリーダーには向きません。

多くの人の気持ちを考え、彼らのために行動できる、利他の精神を持つ人こそが、リーダーにふさわしいといえます。



・「徳」とは何か

経営者たる者の器、リーダーたる者の器、その器をつくっていくための資格条件として、「徳」という言葉が使われます。

この徳という言葉は、いまでは古い言葉にもなりました。現代的には、なかなか理解されなくなっています。

しかし、徳なるものは必ずあるのです。
それを説明するならば、自分が生きてきた時間のなかで、自分のことより他の人の幸福のことを考えた時間のほうが遥かに多い人のことを、「徳ある人」と言うのです。

リーダーの条件として、「徳ある人」が望ましいとされています。

「徳ある人」とは、「自分のことより他の人の幸福のことを考えた時間のほうが遥かに多い人」のことだそうです。

「徳」というと漠然としていますが、この説明だと簡単明瞭に「徳ある人」をイメージできると思います!


ところで、一人ひとり、自分の心の内を眺めてみてください。

みなさんが、過去数十年、考えてきたことは何ですか。

その多くは、自分自身のことばかりであったのではないですか。

あるいは、一日、二十四時間のうち、起きている十六時間のなかで、考えている内容は、いったい何ですか。

その内容は、ほとんど自分自身のことではないですか。

自分自身のことを悩むことをもって、よしとしているのではないですか。

たまに他の人のことを考える場合があったとしても、その内容は、他の人の悪口や愚痴、批判、非難、こんなことばかりではないですか。

他の人や環境への不平や不満、こんなものばかりで、いっぱいになっていませんか。

こういう人を「徳がない」と言うのです。

残念ながら、人生を振り返ってみて、自分のことばかり考えて生きてきた人は「徳がない人」ということになります。

思い当たり、ドキッとした人がいましたら、今日から自分のことを考える時間を減らしていきましょうね!

私も、自分のことばかりで悩まないように気をつけていきたいと思います。


徳とは、確かに、つかみ出し、見せることのできるものではありませんが、

いかに多くの時間、みずからの利益にかかわりなく、みずからの名誉心にかかわりなく、みずからの保身にかかわりなく、他の人々への愛の思いを抱いたか。他の人々を幸福にしようとする思いで、その時間を埋めていったか」、

この総量が徳となって表れてきます。

「徳」は目に見えることはできません。

ただ、「徳の香りのする人」というのは、たしかに存在すると思います。

それでは、「徳」の総量を増やすことができるのか??

そんな疑問への答えがこちらです。

🌟「徳の総量」
いかに多くの時間を、みずからの利益にかかわりなく、他の人々を幸福にしようとする思いで埋めていったか



・「愛の発展に伴い、徳も大きくなる」

私は、以前、「漏れ出ずる悟りの光」ということを述べました。

同じように、この徳の力は、この三次元世界にあっては、肉体によって蓋をされ、見ることのできないものではありますが、確かに、そこから漏れてくるものなのです。これを徳といいます。

「徳ある人」と言われるためには、まず、「他の人々に愛を与える」という気持ちが大事なのです。

目には見えないけれど、どこからともなく「徳」が漏れ出でてくるような人、目指したいものですね!

「徳ある人」への第一歩は、「他の人に愛を与える」ということから始まります。


本日のご紹介はここまで。

最後までご覧下さり、誠にありがとうございました🌷



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