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融かすの?凍らせるの?雪国ならではのアイス作り〜氷と塩の科学〜

こんにちは!まりぃです。
北海道で初めての冬、あちこちでイベントがあり観光シーズンを実感した私です。忙しなかった…。

今月はいよいよ、マイナス二桁がバンバンくるぞと期待に胸躍らせていたのも束の間、北海道の2月としては異例の暖気が3日もあり、解けゆく雪に涙を零す今日この頃です。

さてそんな中今回は、雪国ならではの遊びをやってみました。
なんと、サッカーしながらアイス作れるらしいって!?
作り方と仕組みも兼ねて記事にしてみたので、よかったら最後までお読みください🍨


アイスのレシピ・作り方

素材にこだわってみました。

【アイス材料】

  • 牛乳 150cc

  • 生クリーム 50cc

  • 卵黄 1個

  • 砂糖 70gくらい

  • バニラエッセンス少々

※津別町の食卓の味方、「グリーンマートINつべつ」にて購入( ◜◡◝ )

【道具】

  • 密閉容器(小さめのペットボトルでも可)

  • 計量カップ

  • 雪と容器詰める用の袋(破れにくいもの/ペットボトルでやるなら粉ミルク用の缶とか)

  • 大きめのビニール袋

【作り方】

  1. アイス材料を容器に全部入れて、振って混ぜる。

  2. 手袋をつけて、ビニール袋に塩と雪を混ぜながら入れる。(今回は雪4:塩1くらいで行いました。)

  3. 容器を袋に入れて、さらに塩と雪を詰める。

  4. しっかり縛ってさらに大きいビニール袋に入れてしっかり縛る。

  5. サッカーしたり投げたり転がしたりする。(30分くらい)

  6. 完成。

作る環境・条件

天気は晴れ、気温はマイナス3度くらいの屋外で行いました。
材料を混ぜ、密閉容器を袋に入れ雪と塩をしっかり詰めて、30分強サッカーしていただけで、冷凍庫で作ったようなアイスが出来上がったのです。

美味しそうでしょ

塩の科学

理科の復習みたいですが仕組みを思い出したいと思います。

水は0度で凍りますね。
凍る温度を"凝固点"といいます。
全ての液体が0度で凍るわけではなく、水に不純物が混じると凝固点は下がります。(凝固点降下/氷点降下)

水に塩を混ぜた食塩水は、なんとマイナス20度でも凍らないのです。

仕組みを活かした便利グッズ

そんな塩マジックを活かしたのが、雪国お役立ち、融雪剤(凍結防止剤)です。

融雪剤イメージ

多くの融雪剤は塩化カルシウムや塩化ナトリウムといった、主に塩分です。(塩じゃないタイプの商品もあります。)

北国は雪が降ったら塩をまく、とか聞いたことがある人もいるのではないかと思います。
凝固点が低い分、氷を融かしマイナスの気温でも液体がバリバリに凍らないようにすることができるのです。

ん?ってことは雪に塩混ぜたら雪融けるんじゃないの?そしたらなんでアイスできるの?と一瞬思いませんか。

融けるときに周りの熱が奪われ温度は低くなります。
融雪剤で、雪が融けていても、路面温度は低くなっているということなのです。

そんな仕組みで、雪と塩が混ざりマイナス20度近い冷凍庫のような温度を再現し、転がしたり投げたりしているうちに密閉容器が冷やされ、アイスができるというわけです。

実は雪国じゃなくてもできます

これですね、氷もしくはかき氷機で作ったサラサラの氷に塩を混ぜ、材料を入れたボウルを乗せるやり方もできるので、雪のない地域+室内でもできる実験なんです☺️

昔福島でやったことがありました。
この場合は凍っていく材料をボウルの壁面から剥がしながら、アイスになる様子を見ることができるのと、お友達同士やお子様と一緒に作ると楽しく盛り上がりますよ♪

ぜひお試しください。

それでは、また〜!

【参考にしたサイト様↓】

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