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自家焙煎の美味しいコーヒーが飲みたい

うちの会社の同僚は、有名なお店の元バリスタ。
彼女から自家焙煎の楽しさを教わってからというもの、わたしも飽きずに自家焙煎を始めて一年になる。

最初のうちはお店で買うより安上がりだからって始めた。
お店で買うより自分で焙煎した豆の方が美味しいとも思ってた。

ステンレスの片手鍋にガラス蓋で、400gの生豆を中火で15〜20分振り続け、いい頃合いになったら急いでザルに移して早足で玄関のサンダル履いて花壇の前でチャフ飛ばし。

ふあんふあんと舞って花壇に落ちていくチャフ。
しゃんしゃんってザルの中で揺れる豆。
振りすぎて落とさないように、豆が冷めるまでザルを振って、気が済んだら家に入って瓶に豆を移す。
ガスが出てるらしいから丸一日蓋はせずに。

自分で焙煎した豆は可愛くて、そして美味しい。

そう思ってたんだけどなー、、

すごく安い豆を買って焙煎してたんだけど、あまり良くないのか、すごく美味しい!と思わなくなった。

昨日、コーヒーの美味しいお店のカフェラテを飲んだ。
本当にとっても美味しくて、ぬるくなっても美味しくて、自分が作る豆と雲泥の差。
月とスッポン。
ピンとキリ。

なんか、シュンとなった。
敗北感。

このままじゃいかん。
自分の豆を美味しくないって思うようになるなんて、、、
改善せねば、、、

とても反省したのだった。

豆はすごく安いのではなく、ある程度高評価の安い豆にする笑

そして、欠点豆をきちんとはじく。
恥ずかしながらこれをやってなかった。
中にはカビてる豆もあるらしいから、ちゃんとせねば!

そして、片手鍋も買い替えた。
熱伝導率の良いアルミの片手鍋。
やはり中は見ていたいから別でガラス蓋を買った。

そして、焙煎した豆は数日置いて飲むことにする。
それが美味しいらしいから。
すぐのものも飲めるけど1週間とか日を開けた方が更に美味しいらしいから。
我が家は焙煎して1週間で飲み切ってしまうから、今度から早め早めの焙煎を心がける!

一人、お気に入りのYouTube先生がいて、珈琲専門店の店主なんだけど家でできる焙煎の研究をしてくれている。
わたしも傍に立って見ているようにいつも食い気味に見ている。
すごく勉強になる。


こうして豆のことを考えてたら世の憂さを忘れるんだ。

どんな憂さを忘れるかというと
消えてしまいたいと思うほど落ち込む悲しみも苦しみも
腹が立って仕方なくて許せないって思ってしまう人のことも
老後どうなっちゃうんだろうっていう心配も


職場でもう一人自家焙煎を始めた同僚がいる。
彼女は網で直火でやってるらしい。
家の中がチャフだらけになるから、今度からカセットコンロで外でやるって。

そーして

「ねえねえ、豆を煎ってる時楽しいよね!いろいろやなこと忘れて集中してるよね!」

ってわたしがいうと

「なるなる!夢中になる!楽しいね、焙煎!」

って返事が返ってきた。

そうなんだよね、楽しいんだよね、自家焙煎。

楽しいんだ、ほんとに。

お店のとても美味しい珈琲には敵わないけど、近づけるように日々研究笑

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