「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
丸一日かけて、現代美術館に行きたい。それが最初の感想だ。
タイトルには「13歳からの」と銘打ってあるが、決して子供向けの本ではないし、美術やアートが好きな人だけに向けた本でもない。受け取り方、感じ方は千差万別だと思うが、私は直感的に自分の感覚との方向性の近さを感じて読み始めた。
実際に、「アートとは何か」という問いに対しての自分の中のもやもやした感覚が明るみになり、その下に隠れていたフレッシュな感覚が、スッと水面に現れたような清々しさを覚えた。表面でかたくなったいろいろな