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文学フリマ?なにそれ?行くよ!よろこんで!

大人になってからできた友人5人で『漫画の会』を作っている。

漫画好きが漫画喫茶に集まって自薦他薦の漫画を読む会。
少女から少年、TLピュア系社会派古典派ドロドロ系などなど趣味嗜好はそれぞれ。
好き嫌いの意見が大きく分かれるのが常なのだが、満場一致でみんなが大好き面白いと評され、なおかつ紙で所持している漫画が二つだけある。

高台家と星先生だ。

今日はわた恋のドラマ話で盛り上がった。
菊池くんのキャスティングがありかなしか。賛否両論だった。

本や映画の情報交換もするので、現在映画の会(観たい観たくないにかかわらず月に一回映画を観る会)の方で盛り上がっている『成瀬は天下を取りに行く』を絶賛お勧めしておいた。
割とみんなまだ未読だ。

さて、この漫画の会は結成して7、8年になる。
多い時には週一回の頻度で集まっていた時もあったのに、今年はみんなの家庭環境がガラリと変わったこともあって、全員が揃ったのはなんと一年ぶりだった。

近況報告で「最近執筆活動はしてるの?」と尋ねられた。
小説を書いているのは以前にカミングアウトしている。
近頃執筆などほとんどしていないが、

今まさにホットなニュースならありますとも!

「来年、文学フリマっていう本を出すイベントに出ようと思ってる!」
と言ったら、
「えっ、なにそれ?いつ?いく!」と全員が即答してくれた。

「でも東京やで」

「そんな晴れ舞台にこのメンバーで行かんでどうすんの!」

全員その場でスケジュール帳にメモしてくれたのだ。

確かにみんな自由の効く身ではあるけれど、関西住みである。
大阪のインテックスに「もちろん行きます!よろこんで!」とは訳が違う。

泣いた。
ズッ友だよ!

実際は、私以外の四人は一般人域の漫画好きの部類で、私のようなネットに生息する系のオタクではないので、『オタクに恋は難しい』の作中でしか見たことのない同人イベントに行ってみたいというのが本音らしかった。


実際5/11が近づいてみんなの予定がそれぞれ合わなくなったとしても、全員が迷うことなく即座に「行くよ!」と言ってくれたことを私は一生忘れない。
本当にいい人たちだ。

4冊は買ってもらえる。

そして、なによりも、後に引けなくなった。


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