学園ものの色合いが増した~『RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧』(荻原規子)~
*この記事は、2020年9月のブログの記事を再構成したものです。
文句を言いつつも、「レッドデータガール」シリーズ、2巻目に突入しました。
↑kindle版
今巻は前巻と違い、急に学園ものの色合いが増しました。1巻目だって中学校が舞台で、修学旅行の話などが出てきましたが、基本設定というか世界観を読者に浸透させるのに追われていたところがあったので。学園ものの色合いが増したことで、結果的に読みやすくなりました。
男装女子とか女装男子も出てきたりして、中高生の女の子の心をくすぐる要素をうまく盛り込んでいます。泉水子もちょっとずつ変わってきてはいますが、相変わらずの引っ込み思案に、イライラさせられます。
泉水子がこれからどう成長していくのかが楽しみです。
↑文庫版
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