![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50662039/rectangle_large_type_2_109f3ea17182a0251c8e32731dc6d41b.jpg?width=1200)
【読書】みうらじゅんの興味の幅の一端がうかがえる~『マイ遺品セレクション』(みうらじゅん)~
「見仏記」シリーズにはまっているうちに、みうらじゅんの本に興味が出てきました。
いとうせいこうについては、もともと小説やエッセイをある程度読んできています。なのになぜ最近まで、『見仏記』を読んだことがなかったのか。それはもう、巡りあわせとしか言えません(^-^;
で、みうらじゅんの単著でまず読んでみたのが、『マイ遺品セレクション』です。
↑kindle版
前々から、様々なものを集めているみうらじゅんの部屋というか家が、どうなっているか謎だったのですが、とりあえず布団の周りはUFOキャッチャーのヌイグルミで埋め尽くされており、「まるで釈迦涅槃図のような状態で寝ている」ことが明らかになりました。写真も載っており、ウケました。
しかしまぁ、集めに集めたり、その興味の幅も収集への執念もすごいです。「当然、あの世には土産物屋などないだろうし」ということで、生前に集めた地獄グッズ。謎の英語が書かれた紙袋(みうらさんの命名によれば、「バッグ・オブ・エイジ」)。土砂崩れ防止用壁(みうらさん呼ぶところの「ワッフル」)の写真などなど。その全貌については、もはや本書をご覧くださいとしか、書きようがありません。……いや、「全貌」じゃないんでしょうね。まだまだ一端なのでしょう。
ちなみに、「仁鶴さんグッズ」はまぁディープながら分かるとして、「青影」や「栗田ひろみ」を「マイ遺品」にしてしまって良いのでしょうか? 正確には、「青影のサイン」、「栗田ひろみグッズ」のような気が……。
みうらじゅん賞は、調べたら第1回のいとうせいこうはじめ、結構お友達が受賞されているのですね。
でももちろんそれだけではありません。第10回の「俺たちフィギュアスケーター」は、さすがの目の付け所。私は機内で偶然観て、笑いをこらえるのが大変でした。
ところでナナフシ・マップ(店舗や病院への道程を示した簡略化された地図)についてですが、以前はお店などがサイトに載せているアクセス・マップはこれっぽいものが多かったのに、今はほぼすべてグー〇ルマップですよね。私、ナナフシ・マップのほうが分かりやすくて好きなので、ぜひとも生き延びてほしいものです。
見出し画像は、浜松の奥山で見つけた「飛び出し坊や」。私も実はみうらじゅんの足元にも及びませんが、飛び出し坊やをはじめ、妙なものの写真を撮るのが好きなのです(^-^;
以下のブログでは、マンホールだの単管バリケードだのピクトグラムだの、これまで世界各地・日本各地で撮ったものの写真をご紹介しています。
↑単行本
いいなと思ったら応援しよう!
![margrete@高校世界史教員](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34099737/profile_f5a583eb9af0cd71a61fce9f0c06b8c2.jpg?width=600&crop=1:1,smart)